(仮訳)熱帯アフリカ産の新種Ripartitella degreefii
Rizinde, JC. et al. 2023. Ripartitella degreefii (Tricholomataceae), a new species from tropical Africa. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.597.3.1 [Accessed October 15, 2024] 【R3-12160】2024/10/15投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

コンゴ民主共和国およびサントメ・プリンシペの森林で採集された菌を検討し、Ripartitella degreefiiとして新種記載した。
本種は材に生息し、傘表面が帯褐橙色の鱗片に覆われ、担子胞子が類球形~広楕円形で疣状、側シスチジアが疎らであることなどで特徴づけられた。
本種は熱帯アフリカから報告された初のRipartitella属菌となった。
Democratic Republic of the Congo, South Kivu, Kahuzi Biega mountain range, Kahuzi Biega National Park

(新種)

Ripartitella degreefii Rizinde, Desjardin, Amalfi, & Decock
語源…植物園の科学ディレクターであるJérôme Degreef氏に献名
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ripartitella brasiliensis(ニセキツネノカラカサ)
子実体の形態が類似している
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコンゴ民主共和国およびサントメ・プリンシペではなくコロンビア、米国などに分布する
本種と異なり傘表面の小鱗片が幼時様々であり、老成すると脱落するのではなく、全体を幼時褐色~帯赤褐色の小鱗片が密に覆う
本種と異なり側シスチジアが疎らではなく豊富
本種と異なり傘表皮が平行菌糸被ではなく毛状被
ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される