2017年12月2日 (仮訳)インド、ウッタラーカンド州におけるテングタケ属菌の6新産種 Bhatt, RP. et al., 2017. Six new records of genus Amanita (Amanitaceae) from Uttarakhand, India. Current Research in Environmental & Applied Mycology. Available at: http://www.creamjournal.org/pdf/CREAM_7_3_3.pdf [Accessed December 2, 2017]. 【R3-04627】2017/12/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ウッタラーカンド州のヒマラヤ山脈からAmanita caesaroidesなどインド新産種6種を報告した。 各種について記載文、スケッチ、写真などを掲載するとともに、検索表を作成した。 Amanita caesaroidesが調査地の高標高域で食用にされていることを報告した。 (インド新産種) Amanita caesareoides Lj.N. Vassiljeva タマゴタケ 【よく似た種との区別】 Amanita hemibapha 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり傘にしばしば中丘を欠く Amanita hemibapha var. ochracea 本種と異なり傘の中央部全体が橙赤色ではなく褐色 本種と異なり襞が淡黄色ではなく白色 本種と異なり襞に帯黄褐色の縁取りを有する Amanita rubromarginata(フチドリタマゴタケ) 本種と異なり傘が縁部にかけて人参色~濃橙色 本種と異なり傘縁部に顕著に長い条線を有する Amanita javanica(キタマゴタケ) 本種と異なり傘が帯黄橙色~赤色ではなく黄色~橙黄色 Amanita princeps インドに分布する 外被膜が白色 つぼが袋状 本種と異なり傘が中央部で橙赤色~赤色、縁部にかけて帯黄橙色なのではなく中央部で帯黄白色~淡黄色、縁部にかけて淡色 本種と異なり襞が淡黄色ではなく白色 本種と異なり柄が淡い帯黄色~淡黄色ではなく白色 本種と異なり内被膜が帯黄色ではなく白色 本種より担子胞子のサイズが大きい (インド新産種) Amanita griseofolia Zhu L. Yang 【よく似た種との区別】 Amanita ceciliae(テングツルタケ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり傘がオリーブ褐色または灰褐色 本種より傘表面の被膜の名残が淡色 本種より柄表面の小鱗片がずっと淡色 本種と異なり柄基部の被膜の名残がしばしば輪状の領域をなす 本種と異なり柄の最基部においてしばしば被膜の名残が杯状をなす Amanita liquii 傘表面の被膜の名残が暗色 襞が帯灰色 柄の基部が塊茎状でない 柄基部の被膜の名残が疣状 本種と異なり柄基部の被膜の名残が不規則に分布するのではなく帯状をなす Amanita cinctipes 本種と異なり傘が灰色~帯灰褐色ではなく淡い帯灰色~鼠色 本種と異なり柄基部の被膜の名残が不規則に分布するのではなく2-3つの輪をなす 本種より担子胞子のサイズが小さい Amanita orientifulva インドに分布する 内被膜を欠く 担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり傘が灰色~帯灰褐色で中央部が暗色、縁部にかけて淡色なのではなく中央部で帯褐橙色~黄金褐色、縁部にかけて帯赤黄金色~帯黄褐色 本種と異なり襞が帯灰白色~灰色ではなく白色~クリーム色 本種と異なり柄が帯灰白色ではなく初め白色でのちに帯褐橙色 本種と異なり柄表面が灰色の繊維ではなく帯赤黄金色の小鱗片に覆われる 本種と異なり柄基部の外被膜の名残が灰色~暗灰色ではなく白色~類白色 本種と異なり柄基部の外被膜の名残が疣状~フェルト状ではなく膜質袋状 (インド新産種) Amanita orientifulva Zhu L. Yang, M. Weiss & Oberw. 【よく似た種との区別】 Amanita fulva(カバイロツルタケ) 本種と異なり中国、インドなどではなくヨーロッパなどに分布する 本種より子実体のサイズが比較的小さい 本種より担子胞子のサイズがやや小さい 本種と異なりつぼの内層が主に不規則に配列する菌糸からなり、散在するか局所的には豊富な膨大する細胞が混じるという特徴を欠く Amanita griseofolia インドに分布する 内被膜を欠く 担子胞子のサイズの範囲が重なる 本種と異なり傘が中央部で帯褐橙色~黄金褐色、縁部にかけて帯赤黄金色~帯黄褐色なのではなく灰色~帯灰褐色で中央部が暗色、縁部にかけて淡色 本種と異なり襞が白色~クリーム色ではなく帯灰白色~灰色 本種と異なり柄が初め白色でのちに帯褐橙色なのではなく帯灰白色 本種と異なり柄表面が帯赤黄金色の小鱗片ではなく灰色の繊維に覆われる 本種と異なり柄基部の外被膜の名残が白色~類白色ではなく灰色~暗灰色 本種と異なり柄基部の外被膜の名残が膜質袋状ではなく疣状~フェルト状 (インド新産種) Amanita pallidorosea P. Zhang & Zhu L. Yang 【よく似た種との区別】 Amanita virosa(ドクツルタケ) 子実体が大型 子実体が類白色 本種より担子器が長い 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく楕円形 本種とつばの構造が異なる Amanita subjunquillea var. alba 中国に分布する 子実体が大型 子実体が類白色 本種と異なり傘が淡いばら色を帯びない 本種と異なり子実体が5%KOHで顕著に黄変する Amanita oberwinklerana(ニオイドクツルタケ) 子実体が大型 子実体が類白色 本種と異なり傘表面に被膜の名残を伴う 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく楕円形 Amanita bisporigera 子実体が大型 子実体が類白色 本種と異なり北米などに分布する 本種と異なり担子器が2-4胞子性ではなく主に2胞子性 本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい Amanita ocreata 子実体が大型 子実体が類白色 本種と異なり北米などに分布する 本種と異なり子実体が5%KOHで黄変する 本種より担子胞子のサイズが大きい Amanita parvipantherina インドに分布する つばが薄い つばが膜質 柄基部の外被膜が白色 本種と異なり傘が中央部で帯桃色または帯赤白色~淡赤色、縁部にかけて白色なのではなく淡褐色~褐色 本種と異なり襞が白色または老成すると僅かに桃色を帯びるのではなく白色 本種と異なり柄が白色~帯黄白色ではなく白色 本種と異なり柄表面が微細な繊維状小鱗片ではなく微細な繊維に覆われる 本種と異なりつばが白色または僅かに帯黄色ではなく白色 本種と異なり柄基部の外被膜が二重に縁取られる膜質ではなく粒状の疣をなす 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく楕円形~広楕円形 本種と異なり担子胞子がアミロイドではなく非アミロイド (インド新産種) Amanita parvipantherina Zhu L. Yang, M. Weiss & Oberw. 【よく似た種との区別】 Amanita pantherina(テングタケ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり子実体が淡褐色でない Amanita sychnopyramis f. subannulata(テングタケダマシ) 本種より子実体のサイズがやや大きい 本種と異なりつばの位置が上部でない Amanita pallidorosea インドに分布する つばが薄い つばが膜質 柄基部の外被膜が白色 本種と異なり傘が淡褐色~褐色ではなく中央部で帯桃色または帯赤白色~淡赤色、縁部にかけて白色 本種と異なり襞が白色ではなく白色または老成すると僅かに桃色を帯びる 本種と異なり柄が白色ではなく白色~帯黄白色 本種と異なり柄表面が微細な繊維ではなく微細な繊維状小鱗片に覆われる 本種と異なりつばが白色ではなく白色または僅かに帯黄色 本種と異なり柄基部の外被膜が粒状の疣をなすのではなく二重に縁取られる膜質 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり担子胞子が楕円形~広楕円形ではなく球形~類球形 本種と異なり担子胞子が非アミロイドではなくアミロイド (インド新産種) Amanita princeps Corner & Bas 【よく似た種との区別】 Amanita caesarea(セイヨウタマゴタケ) 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種より傘縁部の条線が短い 本種より柄が短い 本種と異なり担子胞子が球形~類球形ではなく楕円形 Amanita hemibapha var. ochracea 中国に分布する 本種と異なり傘の中央部全体が褐色で縁部にかけて黄褐色 本種と異なり襞が白色 本種と異なり襞に帯黄褐色の縁取りを有する Amanita javanica(キタマゴタケ) 本種と異なり傘が黄色~橙黄色 Amanita caesareoides(タマゴタケ) インドに分布する 外被膜が白色 つぼが袋状 本種と異なり傘が中央部で帯黄白色~淡黄色、縁部にかけて淡色なのではなく中央部で橙赤色~赤色、縁部にかけて帯黄橙色 本種と異なり襞が白色ではなく淡黄色 本種と異なり柄が白色ではなく淡い帯黄色~淡黄色 本種と異なり内被膜が白色ではなく帯黄色 本種より担子胞子のサイズが小さい