2024年11月22日 (仮訳)スペイン、アンダルシア州産のAmanita属Vaginatae節の興味深い種について Ortega, A. & Contu, M. 2003. Sobre algunas especies interesantes del género Amanita sección Vaginatae en Andalucía (España). Revista Catalana de Micología. Available at: https://publicacions.iec.cat/repository/pdf/00000157/00000002.pdf [Accessed November 21, 2024] 【R3-12274】2024/11/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ スペイン、アンダルシア州とイタリア南部で採集されたAmanita属Vaginatae節の種について検討した。 Amanita lividopallescens、A. mairei、A. separata、A. simulansの4種を同定し、それぞれについて形態形質を詳細に検討した。 3種について、A. maireiの変異の範囲内に収まるとして同種と考えた。 (その他掲載種) Amanita lividopallescens (Gillet) Bigeard & H. Guillemin 【よく似た種との区別】 Amanita separata スペインに分布する 本種より担子器が長い 本種と異なり担子胞子が球形ではなく楕円形 Amanita malleata 本種と異なり担子胞子が球形ではなく顕著な長楕円形 本種と異なり外被膜構造が類細胞状 Amanita simulans スペインに分布する 本種より傘が濃色 本種と異なり子実下層が繊維状で類細胞状 本種より担子器が長い 本種と異なり外被膜構造が類細胞状である (その他掲載種) Amanita mairei Foley ナガミノツルタケ 【よく似た種との区別】 Amanita argentea 本種と異なり特に沿岸部の砂地ではなく山地~亜高山帯の石灰質土壌に生じる 本種と異なり傘が銀灰色 本種より担子器が短い 本種より担子胞子が丸い Amanita cistetorum 本種と異なり酸性土壌のCistus群落に生じる 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく類球形 本種より担子胞子のQ値が小さい Amanita separata スペインに分布する 本種と異なり傘の色が一定しているのではなく成熟すると変化する 本種と分子データで識別される(未発表) (アンダルシア州新産種) Amanita separata (Linnaeus) Delarbre 【よく似た種との区別】 Amanita lividopallescens スペインに分布する 本種より担子器が短い 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく球形 Amanita mairei(ナガミノツルタケ) スペインに分布する 本種と異なり傘の色が成熟すると変化するのではなく一定している 本種と分子データで識別される(未発表) (その他掲載種) Amanita simulans Contu 【よく似た種との区別】 Amanita lividopallescens スペインに分布する 本種より傘が淡色 本種と異なり子実下層が繊維状で類細胞状という特徴を欠く 本種より担子器が短い 本種と異なり外被膜構造が類細胞状でない Amanita vaginata(ツルタケ) 形態的に類似することがある 本種と異なり外被膜構造が類細胞状ではなく完全に繊維状