2025年1月3日 (仮訳)新種Sommerstorffia pugioniformis:新規釣菌法を用いて発見されたワムシ捕捉性卵菌 Davison, PG., Ray, JM. & Davison, CA. 2024. Sommerstorffia pugioniformis sp. nov: A new species of rotifer-trapping oomycete discovered using a novel baiting technique. Phytologia. Available at: https://www.researchgate.net/publication/387431536_Sommerstorffia_pugioniformis_sp_nov_A_new_species_of_rotifer-trapping_oomycete_discovered_using_a_novel_baiting_technique_httpswwwphytologiaorguploads234223422706106_4_51-67davisonsommerstorffia10-3-2 [Accessed January 3, 2025] 【R3-12402】2025/1/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 米国コネチカット州の河川において新規の釣菌法を用いて得られたワムシ捕捉性卵菌を検討した。 分子系統解析により本種が独自の系統を形成することを確かめ、Sommerstorffia pugioniformisとして新種記載した。 新規手法は培養した繁殖力の強いワムシを餌とし、透明なプラスチックカバーガラスを使用して顕微鏡観察を容易にした方法であった。 USA, Connecticut, New Haven County, New Haven, East Rock Park (新種) Sommerstorffia pugioniformis P.G. Davison, J.M. Ray, and C.A. Davison 語源…短剣形の(”sporeling”の形状から) 【よく似た種との区別】 Sommerstorffia spinosa 北米に分布する 淡水に生息する ワムシを捕捉する 造卵器を形成することがある COI+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりアジア、オーストララシア、ヨーロッパ、北米における広範な分布が知られている 本種と異なり”sporeling”の頸部が基部の1.2-2倍で、先細りになり、先端部が微小な類球形なのではなく、先細りにならず先端が鈍頭 本種よりハイファルペグ先端の幅が広い 本種ほどハイファルペグが細く尖らない COI+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Sommerstorffia spinosa Arnautov 【よく似た種との区別】 Sommerstorffia pugioniformis 北米に分布する 淡水に生息する ワムシを捕捉する 造卵器を形成することがある COI+ITSに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりアジア、オーストララシア、ヨーロッパ、北米における広範な分布が知られていない 本種と異なり”sporeling”が先細りにならず先端が鈍頭なのではなく頸部が基部の1.2-2倍で、先細りになり、先端部が微小な類球形 本種よりハイファルペグ先端の幅が狭い 本種よりハイファルペグが細く尖る COI+ITSに基づく分子系統解析で明瞭に区別される