2026年8月31日 (仮訳)食用きのこの種多様性 (3):形態および多遺伝子座系統解析に基づく中国南西部産Laccaria属新種 Zhao, G. et al. 2026. Species diversity of edible mushrooms III: new species of Laccaria (Agaricales, Basidiomycota) from southwestern China based on morphology and multilocus phylogeny. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/175697/ [Accessed August 31, 2026] 【R3-14218】2026/8/31投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国の雲南省とチベット自治区で採集された9標本について形態学的検討および分子系統解析を実施し、2新種を記載した。 新種のうちLaccaria daliensisは子実体が淡橙色〜淡灰橙色、担子胞子が球形~類球形、縁シスチジアと側シスチジアの両方を有すること、L. violaceonanaは子実体が中型で濃紫色、柄基部が膨大することなどで特徴づけられた。 また、チベット自治区新産種としてL. pumila、雲南省新産種としてL. acanthosporaを報告した。 中国雲南省大理ペー族自治州沙渓鎮石宝山 (新種) Laccaria daliensis G. Zhao, S.M. Tang & Z.L. Luo 語源…大理産の 【よく似た種との区別】 Laccaria salmonicolor ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実体が淡橙色〜淡灰橙色ではなく帯赤褐色で淡黄褐色に退色する 本種と異なり襞が淡灰橙色ではなく鮭肉桃色である 本種と異なり担子胞子が類球形〜球形ではなく球形である 本種より担子胞子表面の刺が短い 本種と異なり側シスチジアを欠く ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria umbilicata 子実体全体の外観が非常に類似している 傘が橙色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種より縁シスチジアのサイズが顕著に大きい 本種と異なり傘シスチジアを有する ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria stellata 子実体全体の外観が非常に類似している 傘が橙色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種ほど担子胞子の幅の変異が大きくない 本種と異なり側シスチジアが知られていない 本種と異なり縁シスチジアが知られていない ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria himalayensis 傘が橙色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種ほど担子胞子の装飾が顕著でない 本種より担子胞子の刺のサイズが小さい 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり縁シスチジアを欠く ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria aurantia 傘が橙色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが顕著に大きい 本種より担子器のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種よりシスチジアのサイズが大きい ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria indohimalayana 傘が橙色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが大きい 本種より担子胞子の幅が狭い 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり縁シスチジアを欠く ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria nitrophila 傘が橙色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種より担子胞子の刺が短い 本種より担子胞子の刺の幅が狭い 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり縁シスチジアを欠く ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria araneosa 傘が橙色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子実下層が分化するという特徴を欠く 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり縁シスチジアを欠く ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria albifolia 傘が橙色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり担子胞子が類球形〜球形ではなく球形〜楕円形で変異が大きい 本種より担子胞子の刺のサイズが小さい 本種と異なり側シスチジアが顕著という特徴を欠く 本種と異なり傘表皮が圧着した平行菌糸からなるという特徴を欠く ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国雲南省普洱市哀牢山 (新種) Laccaria violaceonana G. Zhao, S.M. Tang & Z.L. Luo 語源…紫色で小型の(子実体の色とLaccaria amethystinaより小さいことから) 【よく似た種との区別】 Laccaria fulvogrisea 子実体が紫色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり傘が濃紫色ではなく灰色〜帯褐色である 本種と異なり襞が紫色ではなく灰色〜帯褐色である 本種と異なり柄が傘と同色ではなく傘より僅かに暗い灰色である 本種より柄のサイズが大きい 本種より担子器のサイズが大きい 本種と異なり縁シスチジアが狭小嚢形ではなく棍棒形〜偽頭状である 本種と異なり側シスチジアが狭棍棒形〜類棍棒形ではなく棍棒形かつ屈曲状である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria amethystina(ウラムラサキ) 子実体が紫色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが大きい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり縁シスチジアが狭小嚢形でない 本種と異なり傘表皮菌糸が圧着し平行という特徴を欠く 本種と異なり柄表皮菌糸が圧着し平行という特徴を欠く ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria amethysteo-occidentalis 子実体が紫色である ○ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より担子器の幅が狭い 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり縁シスチジアが狭小嚢形ではない ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria dallingii 子実体が紫色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり縁シスチジアが狭小嚢形ではなく単純な円筒形である 本種と異なり菌糸がKOHで顕著に橙桃色に呈色する ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria japonica 子実体が紫色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが大きい 本種より担子胞子の刺が短い 本種と異なり縁シスチジアが狭小嚢形ではなく円筒形〜棍棒形または先端が分岐するか頭状である 本種と異なり傘表皮菌糸が圧着し平行に配列するのではなく錯綜状で放射状である 本種と異なり柄表皮菌糸が圧着し平行に配列するのではなく錯綜状で放射状である 本種と異なり菌糸に細胞内色素を有する ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria moshuijun 子実体が紫色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり縁シスチジアが狭小嚢形ではなく円筒形〜棍棒形または先端が分岐あるいは頭状である 本種と異なり傘表皮菌糸が圧着し平行に配列するのではなく錯綜状で放射状である 本種と異なり柄表皮菌糸が圧着し平行に配列するのではなく錯綜状で放射状である 本種と異なり菌糸に細胞内色素を有する ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Laccaria violaceotincta 子実体が紫色である ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で近縁 本種より子実体のサイズが大きい 本種ほど担子胞子のサイズの変異が大きくない 本種と異なり側シスチジアを欠く 本種と異なり傘表皮菌糸が圧着し平行に配列するという特徴を欠く 本種と異なり柄表皮菌糸が圧着し平行に配列するという特徴を欠く ITS+nrLSU+rpb2+tef1-αに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (チベット自治区新産種) Laccaria pumila Fayod (雲南省新産種) Laccaria acanthospora A.W. Wilson & G.M. Muell.