2024年5月16日 (仮訳)Sporothrix luriei:臨床由来の稀な菌 Marimon, R. et al. 2008. Sporothrix luriei: a rare fungus from clinical origin. Medical Mycology. Available at: https://academic.oup.com/mmy/article-lookup/doi/10.1080/13693780801992837 [Accessed May 16, 2024] 【R3-11704】2024/5/16投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 非常に珍しいヒトの病原菌であるSporothrix lurieiを検討した。 S. schenckiiの多数の菌株の遺伝的多様性を調査し、両種を別種と認めた。 本種はいくつかの抗真菌薬に対して感受性を示し、スクロースとラフィノースを資化不能であることなどで特徴づけられた。 (新組み合わせ) Sporothrix luriei (Ajello & Kaplan) Marimon, Gené, Cano & Guarro 旧名:Sporothrix schenckii var. luriei Ajello & Kaplan 【よく似た種との区別】 Sporothrix brasiliensis 同じSporothrix schenckii複合種に含まれる スクロースを資化不能 CHS+Bt2+CALに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり暗色無柄の分生子を形成しないのではなく形成する 本種よりシンポジオ型分生子が短い 本種よりPDA 35°Cでの生長が遅い CHS+Bt2+CALに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Sporothrix schenckii 同じSporothrix schenckii複合種に含まれる CHS+Bt2+CALに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスクロース、ラフィノースを資化可能 CHS+Bt2+CALに基づく分子系統解析で明瞭に区別される