(仮訳)イラン産の新種Stemphylium persianum
Ahmadpour, A. et al. 2024. Stemphylium persianum sp. nov., (Pleosporales, Ascomycota) from Iran. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.663.3.2 [Accessed September 9, 2024] 【R3-12053】2024/9/9投稿

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3行まとめ

イラン、ゴレスターン州においてフトイ属の茎から分離された菌を検討し、Stemphylium persianumとして新種記載した。
本種は分子系統解析でS. halophilumおよびS. lyciiに近縁であったが、分生子の長さや隔壁数などが異なっていた。
本種はイランから報告されている既知の本属菌11種のいずれともカヤツリグサ科植物に生じる点で異なっていた。
Iran, Golestan Province, Bandar-e Gaz County

(新種)

Stemphylium persianum A. Ahmadpour, Y. Ghosta, Z. Alavi & F. Alavi
語源…ペルシャの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Stemphylium halophilum
ITS+gapdh+cmdAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイランではなくイギリスなどに分布する
本種と異なりフトイ属ではなくイソマツ属、Armeria属植物などから分離される
本種より子嚢胞子が短い
本種より分生子柄の最大長が長い
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子の縦隔壁数が2-6ではなく1-3
ITS+gapdh+cmdAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Stemphylium lycii
アジアに分布する
ITS+gapdh+cmdAに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりイランではなく中国などに分布する
本種と異なりフトイ属ではなくクコ属、カボチャ属植物などから分離される
本種より分生子が短い
本種と異なり分生子の横隔壁数が2-6ではなく1-3
ITS+gapdh+cmdAに基づく分子系統解析で明瞭に区別される