2025年6月13日 (仮訳)Oxneriaria属の系統分類学的研究によりパキスタン産の1新種が明らかになった Nadeem, M. et al. 2025. Taxonomic and phylogenetic study of the genus Oxneriaria (lichenized Ascomycota, Megasporaceae) reveals one new species from Pakistan. Journal of Asia-Pacific Biodiversity. Available at: https://linkinghub.elsevier.com/retrieve/pii/S2287884X25000354 [Accessed June 13, 2025] 【R3-12884】2025/6/13投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、カイバル・パクトゥンクワ州で採集された地衣の一種を検討し、Oxneriaria sharanensisとして新種記載した。 本種は地衣体上面が類白色~クリーム色、子器が凸形で粉霜を伴うことなどで特徴づけられた。 本種は分子系統解析でO. kohistaniensisと姉妹群を形成した。 Pakistan, Khyber Pakhtunkhwa, Kaghan Valley, Sharan (新種) Oxneriaria sharanensis Nadeem, M. S. Iqbal, Niazi & Khalid 語源…シャラン産の 【よく似た種との区別】 Oxneriaria kohistaniensis パキスタンに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より地衣体の小区画のサイズが大きい 本種と異なり地衣体上面が類白色~クリーム色ではなく類白色~帯白灰色または淡灰色 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり子器が凸形ではなく扁平~凹形 本種と異なり子器に粉霜を伴うのではなく弱い粉霜状 本種より子実層の丈が低い 本種より子実下層の丈が低い 本種より子嚢胞子のサイズが小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Oxneriaria kaghanensis パキスタンに分布する 子器に粉霜を伴う ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より地衣体の小区画のサイズが大きい 本種と異なり地衣体上面が類白色~クリーム色ではなく類白色~帯白灰色 本種と異なり子器が凸形ではなく扁平~凹形 本種より子実層の丈が低い 本種より子実下層の丈が低い 本種より子嚢胞子のサイズが小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Oxneriaria immersa パキスタンに分布する ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種より地衣体の小区画のサイズが小さい 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり子器が凸形ではなく扁平~凹形 本種と異なり子器に粉霜を伴うのではなく伴わない 本種より子実層の丈が低い 本種より子実下層の丈が低い ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Oxneriaria insignis パキスタンに分布する 子器に粉霜を伴う ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり地衣体上面が類白色~クリーム色ではなく帯白灰色で褐色を帯びる 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり子器が凸形ではなく扁平~若干凹形 本種より子実層の丈が高い 本種より子実下層の丈が高い 本種より子嚢胞子のサイズが小さい ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される