(仮訳)中国産Ophiocordyceps ravenelii複合種の分類学的再検討:修正記載と1新種の記載
Dong, Q-Y. et al. 2026. Taxonomic revision of the Ophiocordyceps ravenelii complex (Hypocreales, Ophiocordycipitaceae) from China, with an emended description and a new species. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/192411/ [Accessed June 11, 2026] 【R3-13977】2026/6/11投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

中国雲南省において甲虫の幼虫に寄生したOphiocordyceps ravenelii複合種について形態学的検討および分子系統解析を実施した。
明橙色〜黄橙色の子座と赤色の結実部を特徴とするO. rubroflavaを新種記載した。
O. jinguangensisを同定するとともに本種をコメツキムシ上科の幼虫から初めて報告したほか、新組み合わせO. formosanaを命名規約上有効に提唱した。
中国雲南省普洱市瀾滄ラフ族自治県

(新種)

Ophiocordyceps rubroflava Q.Y. Dong & C.D. Xu
語源…赤色と黄色の(結実部と柄の色から)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ophiocordyceps formosana
同じコウチュウ目昆虫を宿主とする
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコメツキムシ上科の幼虫ではなくゴミムシダマシ科昆虫を宿主とする
本種と異なり子座が宿主の背部からではなく頭部および尾部から生じる
本種と異なり結実部が赤色〜橙赤色ではなく橙色
本種と異なり結実部が棍棒状〜球状ではなくほとんどの場合楕円形である
本種より子嚢殻のサイズが小さい
本種より子嚢のサイズが小さい
本種より部分胞子が僅かに長い
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiocordyceps melolonthae(タケダコメツキムシタケ)
同じコウチュウ目の幼虫を宿主とする
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコメツキムシ上科の幼虫ではなくコガネムシ科の幼虫を宿主とする
本種より子座が長い
本種と異なり子座が明橙色〜黄橙色ではなく硫黄色〜蜜柑色
本種より子嚢殻のサイズが大きい
本種より子嚢のサイズが大きい
本種より部分胞子が長い
本種より部分胞子の幅が狭い
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiocordyceps neovolkiana(コガネムシタンポタケ)
東アジアに分布する
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなく日本、インド、ベトナムなどに分布する
本種と異なり結実部が棍棒状〜球状ではなく卵状〜塊状である
本種より子嚢殻のサイズが大きい
本種より子嚢のサイズが大きい
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiocordyceps jinguangensis
中国に分布する
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より子座が短い
本種と異なり子座が明橙色〜黄橙色ではなく黄色〜黄褐色
本種と異なり結実部が棍棒状〜球状ではなく棍棒状
本種より子嚢殻の幅が広い
本種より子嚢が短い
本種より部分胞子のサイズが大きい
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(その他掲載種)

Ophiocordyceps jinguangensis X. Zhang, C.J.Y. Li, K.D. Hyde & T.C. Wen
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ophiocordyceps formosana
同じコウチュウ目の幼虫を宿主とする
腐朽木から子座を生じる
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコメツキムシ上科の幼虫ではなくゴミムシダマシ科の幼虫などを宿主とする
本種と異なり子座が単純または時に分枝するのではなく分枝する
本種と異なり子嚢殻が完全に埋生するのではなく半埋生である
本種より子嚢殻の幅が広い
本種より部分胞子が短い
本種より部分胞子の幅が広い
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiocordyceps melolonthae(タケダコメツキムシタケ)
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりコメツキムシ上科の幼虫ではなくくコガネムシ科の幼虫を宿主とする
本種より子座がかなり長い
本種と異なり子座が黄褐色ではなく硫黄色〜蜜柑色
本種より子嚢殻の幅が狭い
本種より部分胞子の幅が狭い
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiocordyceps neovolkiana(コガネムシタンポタケ)
東アジアに分布する
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり中国ではなく日本、インド、ベトナムなどに分布する
本種と異なり結実部が棍棒状ではなく卵状または扁球状〜瘤状である
本種より子嚢殻の幅が狭い
本種より子嚢が短い
本種より子嚢の幅が広い
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiocordyceps rubroflava
中国に分布する
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種より子座が長い
本種と異なり子座が黄色〜黄褐色ではなく明橙色〜黄橙色
本種と異なり結実部が棍棒状ではなく棍棒状〜球状
本種より子嚢殻の幅が狭い
本種より子嚢が短い
本種より部分胞子のサイズが小さい
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Ophiocordyceps formosana (Kobayasi & Shimizu) Wang, Tsai, Tzean & Shen ex Dong
旧名:Cordyceps formosana Kobayasi & Shimizu
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Ophiocordyceps rubroflava
同じコウチュウ目昆虫を宿主とする
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりゴミムシダマシ科昆虫ではなくコメツキムシ上科の幼虫を宿主とする
本種と異なり子座が宿主の頭部および尾部からではなく背部から生じる
本種と異なり結実部が橙色ではなく赤色〜橙赤色
本種と異なり結実部がほとんどの場合楕円形ではなく棍棒状〜球状である
本種より子嚢殻のサイズが大きい
本種より子嚢のサイズが大きい
本種より部分胞子が僅かに短い
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Ophiocordyceps jinguangensis
同じコウチュウ目の幼虫を宿主とする
腐朽木から子座を生じる
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりゴミムシダマシ上科の幼虫ではなくコメツキムシ上科の幼虫などを宿主とする
本種と異なり子座が分枝するのではなく単純または時に分枝する
本種と異なり子嚢殻が半埋生ではなく完全に埋生する
本種より子嚢殻の幅が狭い
本種より部分胞子が長い
本種より部分胞子の幅が狭い
nrSSU+nrLSU+tef1-α+rpb1+rpb2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される