2024年12月18日 (仮訳)子嚢菌のテレオモルフ-アナモルフ関係 (2):新属新種Ascochalara gabretaeおよびそのChalara属類似アナモルフ Reblová, M. 1999. Teleomorph-anamorph connections in Ascomycetes 2. Ascochalara gabretae gen. et sp. nov. and its Chalara-like anamorph. Sydowia. Available at: https://www.zobodat.at/pdf/Sydowia_51_0210-0222.pdf [Accessed December 18, 2024] 【R3-12352】2024/12/18投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ チェコにおいてモミ属の腐朽材に発生した菌を検討し、新属新種Ascochalara gabretaeとして記載した。 本種は子嚢殻表面層が灰白色粉状で、子嚢胞子が長紡錘形~円筒形で断片化して部分胞子になり、アナモルフはChalara属類似であった。 本種は形態形質からケートスフェリア科に位置付けられた。 Czech Republic, Southern Bohemia, Sumava Mts. National Park, glacial cirque of the lake Cerne jezero near Zelezná Ruda (新種) Ascochalara gabretae Réblová 語源…(属名)子嚢+Chalara属/(種小名)シュマヴァ(山地)の 【よく似た種との区別】 Melanopsammella spp. 子嚢胞子が子嚢内で部分胞子に断片化する 本種と異なり子嚢胞子が多細胞ではなく2細胞である 本種と異なり子嚢殻剛毛が暗褐色で不透明である 本種と異なり子嚢殻の表面層が淡色でない 本種と異なり子嚢殻の表面層が粉状でない 本種と異なりアナモルフがChloridium属およびGonytrichum属である Melanochaeta spp. 子嚢殻殻壁が3層構造である 本種と異なり子嚢胞子の中央部が暗褐色で両端が無色である 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3-5 本種と異なり子嚢殻表面層が密に錯綜した菌糸からなる 本種と異なりアナモルフがSporoschisma属およびChalara属である Porosphaerellopsis spp. 子嚢殻殻壁が3層構造である 本種と異なり子嚢胞子が褐色 本種と異なり子嚢胞子の両端に発芽孔がある 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が3 本種と異なり子嚢殻表面層が無色から淡褐色の細胞からなり崩壊する 本種と異なりアナモルフがSporoschismopsis属である Chaetosphaeria bramleyi アナモルフがChalara属類似である 本種よりフィアライドが短い 本種より分生子のサイズが小さい Chalara longipes チェコに分布する 同じマツ科植物に生じる 本種と異なりモミ属ではなくトウヒ属、マツ属、Serenoa属植物などに生じる 本種と異なり材上ではなく針葉上に生じる 本種と異なり有性世代が知られていない 本種より分生子柄が長い 本種より分生子のサイズが大きい 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が円筒形