(仮訳)藍藻地衣Fuscopannaria frullaniaeヌメリガサ科のAcantholichen属に含まれる担子菌地衣である
Huereca, A. et al. 2026. The cyanolichen Fuscopannaria frullaniae is a basidiolichen in the genus Acantholichen (Hygrophoraceae, Agaricales). The Lichenologist. Available at: https://www.cambridge.org/core/journals/lichenologist/article/cyanolichen-fuscopannaria-frullaniae-is-a-basidiolichen-in-the-genus-acantholichen-hygrophoraceae-agaricales/B7B534CC6411972C0216178FE47D9A95 [Accessed May 6, 2026] 【R3-13868】2026/5/6投稿

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3行まとめ

カナダおよび米国産の痂状藍藻地衣、Fuscopannaria frullaniaeの分子系統解析を実施し、本種がヌメリガサ科Acantholichen属の系統に含まれることを示した。
本種は小粒状で痂状の地衣体を有する属内唯一の種であり、他種に特徴的なアカントハイフィディアを欠くが、光学顕微鏡観察下で属内初となる担子胞子、担子器と思われる有性生殖構造を認めた。
共生藻がNostoc属ではなくRhizonema属であり、R. neotropicum近縁の未記載系統である可能性があることを示した。

(新組み合わせ)

Acantholichen frullaniae (Maass) Huereca, Dal Forno & T. Sprib.
旧名:Fuscopannaria frullaniae (Maass) E. Tripp & Lendemer
(基礎異名はMoelleropsis nebulosa subsp. frullaniae Maass)
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【よく似た種との区別】
Acantholichen albomarginatus
地衣体が小粒状〜微小鱗片状に発達しうる
地衣体が帯青緑色〜帯青灰色系である
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりアカントハイフィディアが地衣体葉縁に常に豊富に存在する
本種と異なり地衣体葉縁が新鮮時に白色で乾燥時に帯暗青緑色〜灰色を呈する
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Acantholichen sorediatus
粉芽が脱落性である
粉芽が小粒状
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり地衣体が鱗片状
本種と異なり地衣体が新鮮時緑色を呈する
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Acantholichen campestris
地衣体が帯青緑色系である
地衣体が本種と異なり再水和時に帯青灰色、乾燥時に灰色を呈する
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Acantholichen variabilis
地衣体が帯青緑色系である
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり地衣体が新鮮時暗青色、乾燥時に帯暗青灰色を呈する
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Acantholichen pannarioides
地衣体が帯青緑色系である
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり地衣体が新鮮時に帯青緑色ではなく帯灰青緑色を呈する
ITS+nrLSU+RPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Fuscopannaria cyanolepra
米国に分布する
コケ生である
地衣体が小粒状〜痂状
本種と異なり地衣体の葉央に帯褐色の皮層形成部位を有することがある
本種と異なり子器を形成することが稀にある
Fuscopannaria leprosa
米国に分布する
地衣体が小粒状
本種と異なりカエデ属、ヤナギ属樹木などに生じる
本種と異なり樹木の枝などに生じる
本種と異なり地衣体が粉芽からなる
本種と異なり地衣成分として未同定のテルペノイドおよび脂肪酸が知られている
Fuscopannaria nebulosa
米国に分布する
地衣体の色調が類似している
地衣体が小粒状
本種と異なり地上生である
本種と異なり撹乱された土壌に生育する先駆種である
本種と異なり地衣体が広がった鱗粉状で皮層化小粒からなる
本種と異なり子器を形成することがある
本種と異なり小粒を形成する菌糸の末端に結節状肥厚が認められない
本種と異なり共生藻がRhizonema属ではなくNostoc属である