中国南部産Dacryobolus属3新種

Zhu, Q-Z. et al. 2026. Three new species of Dacryobolus (Polyporales, Basidiomycota) from southern China. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/188064/ [Accessed June 7, 2026]
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3行まとめ
  1. 中国の雲南省と四川省でPinus yunnanensisに発生した菌を検討し、Dacryobolus caesius、D. odontoides、およびD. yunnanensisの3新種を記載した。
  2. これらの種はそれぞれ子実体が帯青灰色で歯牙状でシスチジアを欠くこと、子実層面が歯牙状で担子胞子が小型でシスチジアを欠くこと、子実層面が平滑で骨格菌糸シスチジアが単型、2菌糸型であることなどでそれぞれ特徴づけられた。
  3. 本研究により本属の全世界での既知種数は10種(中国産6種)となり、全種を含む検索表を掲載した。
掲載種 (3)
NEW(新種)
Dacryobolus caesius
Q.Z. Zhu, Yuan Yuan & S.H. He
語源…青色の(子実体の新鮮時の色から)
📍中国四川省塩源県瀘沽湖景区 27.72538, 100.81414地図で開く ↗
比較 (4)
↗
○針葉樹に生息する
○子実層面が歯牙状
○菌糸構成が1菌糸型
○ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり中国ではなくヨーロッパ、米国などに分布する
✕本種と異なりシスチジアを欠くのではなく有する
✕ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○中国に分布する
○子実層面が歯牙状
○菌糸構成が1菌糸型
○ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり台湾における分布が知られている
✕本種と異なりシスチジアを欠くのではなく有する
✕ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○中国に分布する
○子実層面が歯牙状
○菌糸構成が1菌糸型
○ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりPinus yunnanensisではなく被子植物木本に発生する
✕本種より刺が長い
✕ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○中国に分布する
○同じPinus yunnanensisに生じる
○子実体が一年生
○子実層面が歯牙状
○シスチジアを欠く
○菌糸構成が1菌糸型
○ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり子実体が帯青灰色ではなくクリーム色
✕本種より担子胞子が僅かに短い
✕ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Dacryobolus odontoides
Q.Z. Zhu, Yuan Yuan & S.H. He
語源…歯牙状の(子実層面の形状から)
📍中国雲南省麗江県Xiangshan公園 26.86953, 99.91542地図で開く ↗
比較 (2)
↗
○中国に分布する
○子実層面が歯牙状
○菌糸構成が1菌糸型
○ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりPinus yunnanensisではなく被子植物木本に発生する
✕本種より刺が僅かに長い
✕ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○中国に分布する
○同じPinus yunnanensisに生じる
○子実体が一年生
○子実層面が歯牙状
○シスチジアを欠く
○菌糸構成が1菌糸型
○ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり子実体がクリーム色ではなく帯青灰色
✕本種より担子胞子が僅かに長い
✕ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
NEW(新種)
Dacryobolus yunnanensis
Q.Z. Zhu, Yuan Yuan & S.H. He
語源…雲南産の
📍中国雲南省麗江県Xiangshan公園 26.86953, 99.91542地図で開く ↗
比較 (3)
↗
○中国に分布する
○子実層面が平滑
○菌糸構成が2菌糸型
○骨格菌糸シスチジアを有する
○ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり台湾における分布が知られている
✕本種と異なりPinus yunnanensisではなく被子植物木本に発生する
✕ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○中国に分布する
○裸子植物に生じる
○子実層面が平滑
○菌糸構成が2菌糸型
○骨格菌糸シスチジアを有する
○ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なりスウェーデンにおける分布が知られている
✕本種と異なりシスチジアに2型がある
✕ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○同じマツ属樹木に生じる
○材上に生じる
○子実層面が平滑
✕本種と異なり骨格菌糸シスチジアが頭状
✕本種より担子胞子のサイズが僅かに大きい
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