(仮訳)ラトビア新産のCladonia pyxidata-chlorophaea複合種の3種
Krugļikova, A., Moisejevs, R. & Piterāns, A. 2024. Three species of the Cladonia pyxidata-chlorophaea complex new to Latvia. Folia Cryptogamica Estonica. Available at: https://ojs.utlib.ee/index.php/FCE/article/view/24525 [Accessed October 11, 2024] 【R3-12148】2024/10/11投稿

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3行まとめ

ラトビア産のCladonia pyxidata-chlorophaea複合種の276標本を薄層クロマトグラフィーを用いて検討した。
9種を同定し、C. cryptochlorophaeaC. merochlorophaea、およびC. novochlorophaeaをラトビア新産種として報告した。
各種について記載文、生態、分布、標本情報などを掲載した。

(ラトビア新産種)

Cladonia cryptochlorophaea Asahina
クリプトジョウゴゴケ
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【よく似た種との区別】
Cladonia grayi(グレイジョウゴゴケ)
形態的に類似している
本種と異なり地衣成分として”cryptochlorophaeic acids”および”paludosic acids”を含むという特徴を欠く
Cladonia novochlorophaea
形態的に類似している
本種と異なり地衣成分として”cryptochlorophaeic acids”および”paludosic acids”を含むという特徴を欠く
Cladonia merochlorophaea(メロジョウゴゴケ)
ラトビアに分布する
形態的に類似している
本種と異なり子柄が帯緑褐色
本種と異なり杯状体が比較的大型である
本種と異なり地衣成分として”merochlorophaeic acids”および”4-O-methylcryptochlorophaeic acids”を含む
本種と異なり地衣成分として”cryptochlorophaeic acids”および”paludosic acids”を含むという特徴を欠く

(ラトビア新産種)

Cladonia merochlorophaea Asahina
メロジョウゴゴケ
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【よく似た種との区別】
Cladonia cryptochlorophaea(クリプトジョウゴゴケ)
ラトビアに分布する
形態的に類似している
本種と異なり子柄が帯緑褐色でない
本種と異なり杯状体が比較的大型であるという特徴を欠く
本種と異なり地衣成分として”cryptochlorophaeic acids”および”paludosic acids”を含む
本種と異なり地衣成分として”merochlorophaeic acids”および”4-O-methylcryptochlorophaeic acids”を含むという特徴を欠く
Cladonia grayi(グレイジョウゴゴケ)
本種と異なり子柄が帯緑褐色でない
本種と異なり杯状体が比較的大型であるという特徴を欠く
本種と異なり地衣成分として”merochlorophaeic acids”および”4-O-methylcryptochlorophaeic acids”を含むという特徴を欠く
Cladonia novochlorophaea
ラトビアに分布する
本種と異なり杯状体の縁部が非常に侵食されて暗色の髄層を露出する
本種と異なり地衣成分としてホモ石花酸および石花酸を含む

(ラトビア新産種)

Cladonia novochlorophaea (Sipman) Brodo & Ahti
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【よく似た種との区別】
Cladonia merochlorophaea(メロジョウゴゴケ)
ラトビアに分布する
本種と異なり杯状体の縁部が非常に侵食されて暗色の髄層を露出するという特徴を欠く
本種と異なり地衣成分としてホモ石花酸および石花酸を含むという特徴を欠く
Cladonia homosekikaica
本種と異なり杯状体の縁部が非常に侵食されて暗色の髄層を露出するという特徴を欠く
本種と異なり地衣成分としてホモ石花酸および石花酸を含むという特徴を欠く