2025年7月29日 (仮訳)アルファルファハキリバチに関連する不完全糸状菌の新種Trichosporonoides megachiliensis、およびTrichosporonoides属とMoniliella属について Inglis, GD., Sigler, L. & Goettel, MS. 1992. Trichosporonoides megachiliensis, a New Hyphomycete Associated with Alfalfa Leafcutter Bees, with Notes on Trichosporonoides and Moniliella. Mycologia. Available at: http://www.jstor.org/stable/3760322 [Accessed July 29, 2025] 【R3-13023】2025/7/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ カナダ、アルバータ州においてアルファルファハキリバチの関連基質から分離された黒色酵母様菌を検討し、Trichosporonoides megachiliensisとして新種記載した。 本種は出芽分生子と分節分生子を形成し、コロニーが暗褐色~黒色脳状であることなどで特徴づけられた。 また、T. australienseをBrettanomyces anomalusのシノニムとし、Trichosporonoides属とMoniliellaの検索表を掲載した。 near Tilley, Alberta (新種) Trichosporonoides megachiliensis G.D. Inglis & Sigler 語源…ハキリバチ属の 【よく似た種との区別】 Trichosporonoides madida 形態的に類似している 分節分生子を有する コロニーが扁平だが中央に小さな盛り上がりがある コロニーに普通白色の気生菌糸からなるセクターが生じる 37°Cで生育可能 本種と異なりアルファルファハキリバチではなく脂肪質の多い基質に生じる 本種と異なり出芽分生子が暗色ではなく無色~ほぼ無色 本種と異なり出芽分生子が球形ではなく類球形~楕円形 本種と異なり分節分生子が暗色ではなく無色~ほぼ無色 本種よりコロニー縁部が淡色 本種と異なりコロニー縁部が羽状または羽毛状ではなく全縁 本種と異なり拡散性の帯赤褐色の色素を生じるという特徴を欠く 本種と異なりGYP50培地で良好に生育するのではなく生育が乏しい (その他掲載種) Trichosporonoides spathulata de Hoog (その他掲載種) Trichosporonoides madida de Hoog 【よく似た種との区別】 Trichosporonoides megachiliensis 形態的に類似している 分節分生子を有する コロニーが扁平だが中央に小さな盛り上がりがある コロニーに普通白色の気生菌糸からなるセクターが生じる 37°Cで生育可能 本種と異なり脂肪質の多い基質ではなくアルファルファハキリバチに生じる 本種と異なり出芽分生子が無色~ほぼ無色ではなく暗色 本種と異なり出芽分生子が類球形~楕円形ではなく球形 本種と異なり分節分生子が無色~ほぼ無色ではなく暗色 本種よりコロニー縁部が濃色 本種と異なりコロニー縁部が全縁ではなく羽状または羽毛状 本種と異なり拡散性の帯赤褐色の色素を生じる 本種と異なりGYP50培地で生育が乏しいのではなく良好に生育する (その他掲載種) Trichosporonoides nigrescens A.D. Hocking & Pitt (その他掲載種) Trichosporonoides oedocephalis Haskins & J.F.T. Spencer (その他掲載種) Brettanomyces anomalus Custers