(仮訳)日本産藍藻地衣の新種、Trizodia silvestris
Moriyama, T. et al. 2025. Trizodia silvestris sp. nov., a novel species of cyanolichen from Japan. Symbiosis. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s13199-025-01059-w [Accessed March 30, 2026] 【R3-13756】2026/3/30投稿

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3行まとめ

京都府でケゼニゴケ上に発生した菌を検討し、Trizodia silvestrisとして新種記載した。
16S rRNA遺伝子解析により、共生シアノバクテリアが狭義のネンジュモ属であることを分子的に初めて確認した。
ネンジュモ属との共生は本属内で独立に進化した可能性が示唆され、緩い関係から分化した共生構造への進化的連続性が論じられた。
京都府左京区

(新種)

Trizodia silvestris T. Moriyam. and A. Hashim.
語源…森林の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Trizodia acrobia
コケ生地衣である
ITS-nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり湿地に生息する
本種と異なり基質が樹皮の剥がれた丸太の湿った表面、蘚類、苔類ではなくミズゴケ属の生葉に限られる
本種と異なり地衣体が知られていない
本種より子嚢のサイズが顕著に大きい
本種より子嚢胞子のサイズが顕著に大きい
本種と異なり側糸が先端にかけて明瞭に膨大するのではなく全長にわたって幅が一定である
本種と異なり吸器が知られていない
ITS-nrLSU+mtSSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Vezdaea retigera
子器が無柄
子嚢が8胞子性
子嚢胞子が楕円形
本種と異なり側糸が子嚢に絡みつく
本種と異なり藍藻ではなく緑藻と共生する
Vezdaea aestivalis
子器が無柄
子嚢が8胞子性
子嚢胞子が楕円形
本種と異なり側糸が子嚢に絡みつく
本種と異なり藍藻ではなく緑藻と共生する
Vezdaea cobria
子器が無柄
子嚢が8胞子性
子嚢胞子が楕円形
本種と異なり側糸が子嚢に絡みつく
本種と異なり藍藻ではなく緑藻と共生する
Vezdaea foliicola
子器が無柄
子嚢が8胞子性
子嚢胞子が楕円形
本種と異なり側糸が子嚢に絡みつく
本種と異なり藍藻ではなく緑藻と共生する
Vezdaea obscura
子器が無柄
子嚢が8胞子性
子嚢胞子が楕円形
本種より子嚢のサイズが小さい
本種と異なり藍藻ではなく緑藻と共生する
Vezdaea schuyleriana
子器のサイズの範囲が重複する
子嚢のサイズの範囲が重複する
子嚢胞子のサイズの範囲が重複する
本種と異なり側糸が先端にかけて明瞭に膨大するのではなく先端が膨大せず全長にわたって幅が一定である
本種と異なり藻類バイオフィルム上に生育する
本種と異なり地衣体が分化しない
Mniaecia gloeocapsae
子器が類白色
果殻が未発達である
シアノバクテリアのコロニーとともに発生することが報告されている
本種より子嚢胞子の幅が狭い
本種と異なり側糸が先端で明瞭に屈曲し膨大しない
Bacidina simplex var. cyanophila
地衣体が粒状~小鱗片状
共生藻がシアノバクテリアである
本種と異なり果殻が発達する
Gregorella humida
地衣体が小粒状
共生藻がネンジュモ属である
本種と異なり地衣体が明瞭に分枝する
本種と異なり子器が白色ではなく淡褐色~暗褐色
本種と異なり吸器を欠く
Moelleropsis nebulosa
地衣体が小粒状
共生藻がネンジュモ属である
本種と異なり子器が白色ではなく淡褐色~暗褐色
本種と異なり吸器を欠く