2025年9月26日 (仮訳)中国南西部産のColletotrichum属2新種およびRosa chinensisからのColletotrichum karstiの新宿主記録 Norphanphoun, C. et al. 2025. Two new species of Colletotrichum (Glomerellaceae, Glomerellales) and a new host record for Colletotrichum karsti on Rosa chinensis from southwestern China. MycoKeys. Available at: https://mycokeys.pensoft.net/article/161091/ [Accessed September 26, 2025] 【R3-13203】2025/9/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国の貴州省および雲南省で採集されたColletotrichum属菌を検討し、C. actinidicolaとC. poalesicolaの2新種を記載した。 また、C. karstiの新宿主記録としてRosa chinensisを報告した。 C. ficiをC. boninenseの、C. wuxuhaienseをC. karstiのシノニムとした。 中国貴州省銅仁市 (新種) Colletotrichum actinidicola Norph. & J.P. Wang 語源…マタタビ属に生息する 【よく似た種との区別】 Colletotrichum celtidis 中国に分布する ITS+gapdh+chs-1+アクチン+β-チューブリン+his3+calに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマタタビ属ではなくエノキ属植物などを宿主とする 本種と異なり分生子が無色ではなく淡褐色 本種と異なり分生子が楕円形~円筒形ではなく直線状から僅かに屈曲し、広楕円形~卵状で両端が尖る ITS+gapdh+chs-1+アクチン+β-チューブリン+his3+calに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Colletotrichum spicati 中国に分布する ITS+gapdh+chs-1+アクチン+β-チューブリン+his3+calに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりマタタビ属ではなくフサモ属、ヒルムシロ属植物などを宿主とする 本種より分生子の幅が広い ITS+gapdh+chs-1+アクチン+β-チューブリン+his3+calに基づく分子系統解析で明瞭に区別される 中国貴州省遵義市 (新種) Colletotrichum poalesicola Norph. & X.C. Wang 語源…イネ目に生息する 【よく似た種との区別】 Colletotrichum boninense 中国に分布する ITS+gapdh+chs-1+アクチン+β-チューブリン+his3+calに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり日本、タイ、ニュージーランド、オーストラリアにおける分布が知られている 本種と異なりクルミ属、ハマオモト属、シラン属、セッコク属、ツバキ属、Leucospermum属、ナス属、イチジク属などの植物が宿主として知られている 本種より分生子が長い 本種より分生子の幅が狭い 本種と異なり分生子が狭楕円形 ITS+gapdh+chs-1+アクチン+β-チューブリン+his3+calに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Colletotrichum karsti You L. Yang, Zuo Y. Liu, K.D. Hyde & L. Cai (その他掲載種) Colletotrichum boninense Moriwaki, Toy. Sato & Tsukiboshi 【よく似た種との区別】 Colletotrichum poalesicola 中国に分布する ITS+gapdh+chs-1+アクチン+β-チューブリン+his3+calに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり日本、タイ、ニュージーランド、オーストラリアにおける分布が知られていない 本種と異なりクルミ属、ハマオモト属、シラン属、セッコク属、ツバキ属、Leucospermum属、ナス属、イチジク属などの植物が宿主として知られていない 本種より分生子が短い 本種より分生子の幅が広い 本種と異なり分生子が狭楕円形でない ITS+gapdh+chs-1+アクチン+β-チューブリン+his3+calに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Colletotrichum fici Tennakoon, C.H. Kuo & K.D. Hyde