Peckによって記載されたサマツモドキ属2種のタイプスタディ

Saar, I. & Voitk, A., 2015. Type studies of two Tricholomopsis species described by Peck. Mycological Progress. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s11557-015-1068-5 [Accessed July 9, 2015].
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3行まとめ
  1. Peckによって記載されたTricholomopsis flavescensおよびT. sulphureoidesのタイプ標本を検討した。
  2. いずれの標本も複数種が混在していたことから、両種についてレクトタイプ標本を指定した。
  3. また、後者と同種であることが示唆されていたヨーロッパ産のT. osiliensisを検討し、そのシノニムとした。
掲載種 (2)
その他掲載種(その他掲載種)
Tricholomopsis flavescens
(Peck) Singer
※本種のレクトタイプ標本を指定した。
比較 (2)
↗
○担子胞子のサイズの範囲が重なる
○ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
✕本種より傘表面に鱗片を有する
✕ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
↗
○米国ニューヨーク州に分布する
○材に生息する
○傘が黄色
○傘表面が平滑
○担子胞子のサイズの範囲が重なる
○担子胞子の形状が非常に類似している
○縁シスチジアの量が類似している
○縁シスチジアの形状が類似している
○ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり柄に被膜の名残を有する(ただし本報告では認めなかった)
✕本種より担子胞子のQ値平均が大きい
✕本種と異なり担子胞子が類球形ではなく楕円形に近い
✕本種より側シスチジアを豊富に有する
✕本種より側シスチジアが明瞭
✕ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
その他掲載種(その他掲載種)
Tricholomopsis sulphureoides↗
(Peck) Singer
ウスキサマツモドキ
※本種のレクトタイプ標本を指定した。
※T. osiliensisを本種のシノニムとした。
比較 (1)
↗
○米国ニューヨーク州に分布する
○材に生息する
○傘が黄色
○傘表面が平滑
○担子胞子のサイズの範囲が重なる
○担子胞子の形状が非常に類似している
○縁シスチジアの量が類似している
○縁シスチジアの形状が類似している
○ITS領域に基づく分子系統解析で近縁
✕本種と異なり柄に被膜の名残を欠く(ただし本報告では本種の内被膜を認めなかった)
✕本種より担子胞子のQ値平均が小さい
✕本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく類球形に近い
✕本種より側シスチジアが乏しい
✕本種より側シスチジアが明瞭でない
✕ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
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