(仮訳)タイで分離された新規キシリトール産生酵母、Yamadazyma ubonensis f.a.
Junyapate, K., Jindamorakot, S. & Limtong, S., 2013. Yamadazyma ubonensis f.a., sp. nov., a novel xylitol-producing yeast species isolated in Thailand. Antonie van Leeuwenhoek. Available at: http://link.springer.com/article/10.1007/s10482-013-0098-8 [Accessed February 26, 2014].
【R3-00439】2014/02/26投稿

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3行まとめ

タイで様々な天然基質から337菌株のキシロース資化性の酵母を分離したうち、68菌株がキシリトールの産生能を有していた。
そのうち樹皮および葉から分離された2菌株を基に、Yamadazyma ubonensisを新種記載した。
Y. ubonensisのタイプ菌株はキシリトールを3g/L産生し、収率(産生キシリトール量/消費キシロース量)は29%であった。
Ubon Ratchathani province, Thailand

(新種)

Yamadazyma ubonensis Junyapate, Jindamorakot & Limtong f.a.
語源…ウボン産の(ウボンラーチャターニー県でタイプ菌株が分離されたことから)
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Yamadazyma phyllophila
タイに分布する
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりグルコース発酵能が強い
本種と異なりコハク酸を資化できる
本種と異なり37°C~40°Cで生育できる
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(塩基置換1.7%)
ITS領域の塩基配列が明瞭に異なる(塩基置換3.5%)
Yamadazyma paraphyllophila
タイに分布する
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Yamadazyma philogaea
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Yamadazyma nakazawae
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Yamadazyma akitaensis
D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁
D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される