2014年10月29日 (仮訳)日本において土壌から分離された帽子形の子嚢胞子を形成するBarnettozyma属菌の新種 Imanishi, Y., Yamazaki, A. & Nakase, T., 2010. A new Barnettozyma species forming hat-shaped ascospores isolated from soil in Japan. The Journal of General and Applied Microbiology. …. Available at: http://jlc.jst.go.jp/JST.JSTAGE/jgam/56.447?from=Google [Accessed October 29, 2014]. 【R3-01233】2014/10/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 日本の利尻島において土壌、水、植物の花および果実から331菌株の酵母を分離し、多様性を調査した。 うち土壌から分離された帽子形の子嚢胞子を形成する2菌株を検討し、Barnettozyma sucrosicaとして新種記載した。 本種は近縁種とはD1/D2領域の分子系統および炭素源の資化、発酵能により区別された。 北海道利尻山 (新種) Barnettozyma sucrosica Y. Imanishi, A. Yamazaki & T. Nakase 語源…スクロースの(本種の資化能から) 【よく似た種との区別】 Barnettozyma populi D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり日本ではなくカナダおよびアラスカに分布する 本種と異なり土壌ではなく樹液から分離される 本種と異なりグルコースを発酵不能 本種と異なりL-ソルボース、スクロース、マルトース、α-メチル-D-グルコシドを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Barnettozyma vustinii グルコースを発酵可能 L-ソルボースを資化可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりスクロースおよびマルトースを資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される