2013年11月23日 (仮訳)クヌギタケ属の新節および2新種 Aravindakshan, D. & Manimohan, P., 2013. A new section and two new species of Mycena. Available at: http://www.researchgate.net/publication/256662682_A_new_section_and_two_new_species_of_Mycena/file/e0b49523902a4cb64a.pdf [Accessed November 23, 2013]. 【R3-00031】2013/11/23投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 傘表皮に薄壁の傘シスチジアと指状突起のある菌糸を持つことで特徴づけられるクヌギタケ属の新節、Spinosae節を提唱した。 また、インドのケララ州からMycena mridulaおよびMycena rasadaを新種記載し、本節に含めた。 また、その他のクヌギタケ属菌の既知種5種をSpinosae節に移し、節内の検索表を掲載した。 India, Kerala State, Kannur, Kalarivathukkal (新種) Mycena mridula Aravind. & Manim. 語源…サンスクリット語で「柔らかい」 【よく似た種との区別】 Mycena setigera 本種より縁シスチジアが長い 本種と異なり縁シスチジアが棍棒形~円筒形ではなく円筒形 本種と異なり縁シスチジアに円筒形の突起を伴わず平滑 本種と異なり傘シスチジアが傘表皮ではなく傘実質から生じる Mycena setulipes 本種と異なり柄が根状 本種と異なり傘シスチジアが傘表皮ではなく傘実質から生じる 傘シスチジアが小さい Mycena variicystis 側シスチジアを欠く 縁シスチジアに分泌物を伴う 傘シスチジアが傘表皮から生じる 傘表皮の菌糸がゼラチン化しない 子実体が腐朽葉に発生しない 柄が本種より短い 本種と異なり柄の基部が盤状 傘が本種と異なり淡褐色 本種より担子胞子のサイズがずっと大きい 本種と異なり担子胞子が長楕円形~類円筒形ではなく楕円形 本種より縁シスチジアの頂部の付属物がずっと大きい 本種と異なり顕著なアカントシストを持つ 本種と異なり傘実質が強くデキストリノイドになる 本種と異なり柄シスチジアを欠く Mycena globuliformis 本種と異なり複雑な傘表皮構造を持つ 本種と異なり柄シスチジアが厚壁 India, Kerala State, Thrissur District, Peechi (新種) Mycena rasada Aravind. & Manim. 語源…サンスクリット語で「樹脂を分泌する」 【よく似た種との区別】 Mycena setigera 子実体が材や枝から生じる 柄の基部が根状にならない 傘シスチジアが傘実質から生じる 傘グレオシスチジアを欠く 本種と異なり縁シスチジアに分泌物を伴わない 本種と異なり柄シスチジアを欠く Mycena globuliformis 担子胞子のサイズが類似している 縁シスチジアが平滑 傘表皮の菌糸がゼラチン化する 本種の持つ、縁部が黒い柄基部の盤状構造を持たない 担子胞子が強いアミロイド 縁シスチジアが本種よりずっと長く、分泌物を伴わない 傘下表皮に厚壁の要素が混じり複雑な傘表皮構造となる 柄シスチジアが本種と異なり厚壁 Mycena dermatogloea 担子胞子のサイズが類似している 傘シスチジアに本種の縁シスチジアのような分泌物を伴う 本種より子実体が小さい 本種と傘の色が異なり帯黄白色~橙色 本種と異なり柄の基部が橙色 本種と異なり担子胞子がアミロイド 本種と異なり縁シスチジアを欠く 本種と異なり傘シスチジアに分泌物を伴う 本種と異なり傘グレオシスチジアを有する 本種と異なり傘表皮の末端要素がアカントシスト状である 本種と異なり柄シスチジアに分泌物を伴う 本種と異なり柄表皮に指状突起のある菌糸を有する Mycena paediscula 縁シスチジアに分泌物を伴う 腐朽材に発生する 本種より担子胞子のサイズが小さい 瓶型の縁グレオシスチジアを持つ 本種と異なり傘グレオシスチジアを有する 本種と異なり傘表皮の末端要素がアカントシスト状である