2023年11月3日 (仮訳)パキスタン、パンジャーブ州産のConocybe属1新種 Izhar, A., Bashir, H. & Khalid, AN. 2019. A new species of Conocybe (Bolbitaceae) from Punjab, Pakistan. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.402.5.4 [Accessed November 3, 2023] 【R3-11119】2023/11/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、パンジャーブ州で採集された菌を検討し、Conocybe punjabensisとして新種記載した。 本種は草地の砂質土壌に単生または群生し、子実体が中型、傘が白色で中央部が暗褐色、襞が縁部近くで二叉分岐することなどで特徴づけられた。 顕微鏡的には担子胞子が楕円状角形、縁シスチジアと側シスチジアが多形であり、徳利形のシスチジアを有することなどで特徴づけられた。 Pakistan, Punjab, Sheikhupura, along sandy roadsides on the Lahore to Islamabad Motorway M2 (新種) Conocybe punjabensis A. Izhar, H. Bashir & Khalid 語源…パンジャーブ産の 【よく似た種との区別】 Conocybe karinae 担子胞子が楕円形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくドイツなどに分布する 本種と異なり木質リターではなく腐植土などに発生する 本種と異なり傘が白色で中央部が暗褐色なのではなく白色で中央部が淡灰色~橙褐色 本種と異なり傘が広円錐形で弓形 本種と異なり傘表面が脂っぽい平滑 本種と異なり傘縁部が鋸歯状 本種と異なり担子胞子が卵形のことがある 本種と異なり担子胞子頂部に顕著な発芽孔を有するという特徴を欠く 本種と異なり側シスチジアが徳利形でない 本種と異なり傘表皮の細胞が広棍棒形~球状有柄ではなく円形有柄である 本種と異なり傘シスチジアを有する 本種と異なり柄シスチジアが徳利形でない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Conocybe intrusa(アシブトコガサタケ) 担子胞子が楕円形 傘シスチジアを欠く ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく米国などに分布する 本種と異なり木質リターではなく菌床などに発生する 本種と異なり傘が肉桂褐色 本種と異なり傘表面が無毛または粘性を有し放射状の皺をあらわす 本種より担子胞子のサイズが比較的小さい 本種と異なり担子胞子頂部に顕著な発芽孔を有するのではなく不明瞭である 本種と異なり側シスチジアが徳利形でない 本種と異なり傘表皮細胞が無色~帯黄色 本種と異なり傘表皮の細胞が広棍棒形~球状有柄ではなく円形有柄である 本種と異なり柄シスチジアが徳利形でない ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Conocybe cylindrispora アジアに分布する 縁シスチジアが徳利形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく中国などに分布する 本種と異なり傘が淡橙色~帯赤褐色 本種と異なり襞がクリーム桃色ではなくさび褐色 本種と異なり柄が淡橙色 本種と異なり肉が厚いのではなく薄い 本種と異なり担子器が淡橙色~橙褐色 本種と異なり側シスチジアを有するのではなく欠く 本種と異なり傘シスチジアを有するのではなく欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Conocybe serrata アジアに分布する 担子器が無色 縁シスチジアが徳利形 ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく中国などに分布する 本種と異なり傘が帯赤褐色 本種と異なり襞がクリーム桃色ではなく黄褐色~橙色 本種と異なり肉が帯赤褐色 本種と異なり側シスチジアを有するのではなく欠く 本種と異なり傘シスチジアを有するのではなく欠く ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される