2023年12月26日 (仮訳)脂漏性皮膚炎患者から分離された新種の酵母Malassezia yamatoensisおよびその患者と健常者における分布について Sugita, T. et al. 2004. A New Yeast, Malassezia yamatoensis, Isolated from a Patient with Seborrheic Dermatitis, and Its Distribution in Patients and Healthy Subjects. Microbiology and Immunology. Available at: https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/j.1348-0421.2004.tb03554.x [Accessed December 26, 2023] 【R3-11278】2023/12/26投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 日本において脂漏性皮膚炎 (SD) 患者から分離された酵母の一種を検討し、Malassezia yamatoensisとして新種記載した。 本種はM. furfurやM. dermatisに類似していたが生長温度が異なっていた。 特異的PCRで本種のSDおよびアトピー性皮膚炎患者と健常者における分離頻度を調査し、本種が稀にしか検出されないことを示した。 東京都 (新種) Malassezia yamatoensis Sugita, M. Takash., Tajima, Tsuboi & A. Nishikawa 語源…大和(日本の古称)産の 【よく似た種との区別】 Malassezia furfur カタラーセ反応陽性 0.1% Tween80添加培地で生育可能 SDA 32°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりmDixon 40°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Malassezia dermatis カタラーセ反応陽性 0.1% Tween80添加培地で生育可能 SDA 32°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりmDixon 40°Cで生育可能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される