2022年11月8日 (仮訳)ロシア、シベリア南部産のハラタケ類稀産種の調査 Malysheva, EF. et al., 2022. A survey of rare species of agaricoid fungi (Basidiomycota) from South Siberia, Russia. Turczaninowia. Available at: http://turczaninowia.asu.ru/article/view/11198 [Accessed November 8, 2022] 【R3-10041】2022/11/8投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ロシア、シベリア南部のサヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区においてハラタケ類の調査を実施した。 13属15種を調査地における新産種として報告した。 そのうちMythicomyces corneipesはアジア新産種、Pluteus rugosidiscusはロシア新産種であった。 (アジア、シベリア新産種) Mythicomyces corneipes (Fries) Redhead & A.H. Smith (ロシア新産種) Pluteus rugosidiscus Murrill (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Amanita friabilis (P. Karsten) Bas (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Crepidotus tobolensis Kapitonov, Biketova & Zmitrovich 【よく似た種との区別】 Crepidotus macedonicus 形態的に類似している(明確な形態学的差異がないとされる) 本種と木質基質が異なる 本種より子実体のサイズが大きい 本種ほど傘が明黄色でない (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Baeospora myriadophylla (Peck) Singer フジイロアマタケ (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Arrhenia discorosea (Pilát) E.A. Zvyagina, A.V. Alexandrova, T.M. Bulyonkova (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Pseudoarmillariella ectypoides (Peck) Singer (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Notholepista subzonalis (Peck) Vizzini & Contu 【よく似た種との区別】 Pseudoclitopilus salmonifolius 本種と異なり子実体が類白色~灰褐色 本種より担子胞子のサイズがやや小さい (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Calocybe obscurissima (A. Pearson) M.M. Moser (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Lignomphalia lignicola (Lj.N. Vassiljeva) Antonín, Borovička, Holec & Kolařík (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Hydropus atramentosus (Kalchbrenner) Kotlaba & Pouzar (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Pleurotus abieticola R.H. Petersen & K.W. Hughes (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Pluteus fenzlii (Schulzer) Corriol & P.-A. Moreau 【よく似た種との区別】 Pluteus mammilatus 生息環境が類似している 傘の色が類似している 縁シスチジアの形状が類似している 傘表皮の構造が類似している 本種と異なりヨーロッパ、ロシア、日本ではなく北米などに分布する 本種と異なり襞縁部が黄色でない 本種とDNAバーコードにより明確に区別される(先行研究) Pluteus leoninus(ベニヒダタケ) 形態的にいくぶん類似している 本種ほど傘表面に小鱗片を伴わない 本種と異なりつばを有するのではなく欠く 本種と異なり側シスチジアに突起を有する (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Pluteus umbrosoides E.F. Malysheva 【よく似た種との区別】 Pluteus umbrosus(フチドリベニヒダタケ) 肉眼的形態が類似している 本種と異なり襞縁部が褐色 本種と異なり傘縁部から被膜が垂れ下がる 本種と異なり柄表面が平滑ではなく褐色小鱗片を有する 本種と側シスチジアの形状が異なる 本種より傘表皮細胞が短い 本種と柄シスチジアのサイズが異なる 本種と柄シスチジアの形状が異なる 本種と分子系統解析で明瞭に区別される(先行研究) Pluteus granularis 肉眼的形態が類似している 本種と異なり傘縁部から被膜が垂れ下がる 本種と異なり柄表面が平滑ではなく褐色小鱗片を有する 本種と側シスチジアの形状が異なる 本種より傘表皮細胞が短い 本種と柄シスチジアのサイズが異なる 本種と柄シスチジアの形状が異なる 本種と分子系統解析で明瞭に区別される(先行研究) (サヤノ=シュシェンスキー生物圏保護区新産種) Lactarius alpinus Peck