2023年11月12日 (仮訳)ポーランド新産の地衣生菌類および地衣類 Kukwa, M. & Ossowska, EA. 2023. Additions to the biota of lichenicolous and lichenized fungi of Poland. Folia Cryptogamica Estonica. Available at: https://ojs.utlib.ee/index.php/FCE/article/view/23266 [Accessed 11/12/2023] 【R3-11147】2023/11/12投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポーランド新産種として1種の地衣類と2種の地衣生菌類を報告した。 Ceratobasidium bulbillifaciensはトネリコ属およびシナノキ属樹上の不稔の痂状地衣、Sclerococcum phaeophysciaeはヤマナラシ属樹上のクロウラムカデゴケ属地衣に発生していた。 Xanthoria aureolaは海岸のコンクリート上に発生していた。 (ポーランド新産種) Ceratobasidium bulbillifaciens Diederich & Lawrey 【よく似た種との区別】 Bulbilla applanata 地衣生菌である 小型菌核の色が類似している 本種と異なりツメゴケ目地衣を宿主とする 本種より小型菌核のサイズが大きい Burgoa angulosa ヨーロッパに分布する 地衣生菌である 本種と異なり小型菌核が幼時帯灰黄色、成熟すると褐色~暗褐色なのではなく常に無色~僅かに半透明 本種と異なり小型菌核の細胞が外から見た際にやや丸い 本種と異なり内在菌糸が直線状または屈曲し細長い 本種と異なり内在菌糸に隔壁を有する Burgoa moriformis ヨーロッパに分布する 地衣生菌である 本種より小型菌核のサイズが小さい 本種と異なり小型菌核が幼時帯灰黄色、成熟すると褐色~暗褐色なのではなく白色 Parmeliicida pandemica ヨーロッパに分布する 本種と異なりヨーロッパにおいてはパルメリオイド地衣のみを宿主とする 本種と異なり小型菌核が幼時帯灰黄色、成熟すると褐色~暗褐色なのではなく暗い帯赤褐色 Burgellopsis nivea ヨーロッパに分布する 地衣生菌である 本種と異なりポーランドなどではなくスコットランドのみに分布する 本種と異なり岩上生不稔地衣の実に生じる 本種と異なり小型菌核が幼時帯灰黄色、成熟すると褐色~暗褐色なのではなく顕著な白色 本種と異なり小型菌核に光沢を有する Burgella flavoparmeliae 本種と異なり小型菌核が幼時帯灰黄色、成熟すると褐色~暗褐色なのではなく黄色~橙色 Burgella lutea 本種と異なり小型菌核が幼時帯灰黄色、成熟すると褐色~暗褐色なのではなく黄色~橙色 Neoburgoa freyi 本種と異なり小型菌核が幼時帯灰黄色、成熟すると褐色~暗褐色なのではなく橙色 Bergerella atrofusca 本種より小型菌核のサイズが小さい 本種と異なり小型菌核が幼時帯灰黄色、成熟すると褐色~暗褐色なのではなく暗い帯赤橙色 本種と異なり小型菌核に光沢を有する Minimedusa pubescens 本種より小型菌核のサイズが小さい 本種と異なり小型菌核表面に放射状に配列しいくぶん尖った毛を有する Athelia arachnoidea 本種と異なり菌核が菌糸体上に生じる 本種より菌核のサイズが大きい Erythricium aurantiacum 地衣生菌である 同様の地衣類群集に生じる 本種と異なりムカデゴケ属地衣などを宿主とする 本種と異なり小型菌核が幼時帯灰黄色、成熟すると褐色~暗褐色なのではなく橙色 (ポーランド新産種) Sclerococcum phaeophysciae Diederich & van den Boom 【よく似た種との区別】 Sclerococcum montagnei 地衣生菌である 分生子表面が平滑 分生子の隔壁数が主に1 本種と異なりPhaeophyscia属ではなくLecanora属地衣を宿主とする 本種より分生子果のサイズが小さい 本種より分生子のサイズが小さい Cladophialophora parmeliae 地衣生菌である 分生子の隔壁数が1 本種と異なりPhaeophyscia属ではなくパルメリオイド地衣を宿主とする 本種と異なり分生子表面が平滑ではなく装飾を有する 本種より分生子のサイズが小さい (ポーランド新産種) Xanthoria aureola (Ach.) Erichsen 【よく似た種との区別】 Xanthoria calcicola 地衣体表面が粗面 分子系統解析で近縁(先行研究) 本種と異なり裂片がほとんど重なり合わないという特徴を欠く 本種と異なり裂片が小円鋸歯状~ストラップ形で先端が広がらないという特徴を欠く 本種と異なり小裂片が葉央に生じるという特徴を欠く 本種と異なり子器が稀という特徴を欠く 本種と異なり裂芽を欠くのではなく有する Xanthoria parietina 本種と異なり地衣体表面が粗面ではなく平滑 本種と異なり裂片がほとんど重なり合わないという特徴を欠く 本種と異なり裂片が小円鋸歯状~ストラップ形で先端が広がらないのではなく裂片の先端が広がる 本種と異なり小裂片を有するのではなく欠く 本種と異なり子器が稀ではなくほぼ常に有する 本種と異なり裂芽を欠くのではなく有する