2023年12月27日 (仮訳)ポーランドの菌類相への追加 Łubek, A. & Kukwa, M. 2017. Additions to the mycobiota of Poland. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2017/00000132/00000001/art00020 [Accessed December 27, 2023] 【R3-11283】2023/12/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ポーランド新産種としてAgyrium rufumなど8種の腐生菌および地衣生菌を報告した。 Lecanora pulicarisはCornutispora intermedia、Ochrolechia turneriはMinutoexcipula marianaのそれぞれ新宿主として報告された。 各種について記載文、標本情報、コメントなどを掲載した。 (ポーランド新産種) Agyrium rufum (Pers.) Fr. マダラゴケ 【よく似た種との区別】 Micarea denigrata 子嚢盤が暗色である 本種と異なり菌体に共生藻を含む 本種と異なり子嚢がTrapelia型でない Micarea misella 子嚢盤が暗色である 本種と異なり菌体に共生藻を含む 本種と異なり子嚢がTrapelia型でない Pertusaria spp. 本種より子嚢盤のサイズがずっと大きい 本種と異なり子嚢がTrapelia型でない (ポーランド新産種) Arthonia coronata Etayo (ポーランド新産種) Cornutispora intermedia Punith. & D. Hawksw. 【よく似た種との区別】 Cornutispora ciliata ポーランドに分布する 本種より分生子主軸が短い 本種と異なり分生子の放散する腕の基部が膨大するのではなく塊茎状 Cornutispora lichenicola ポーランドに分布する 本種より分生子主軸の幅が狭い Cornutispora limaciformis 分生子の形状が非常に類似している 本種と異なりポーランドにおける分布が知られていない 本種と異なりTherrya fuckeliiを宿主とする 本種と異なり地衣生菌でない 本種より分生子主軸が長い Cornutispora pittii 分生子の非常に形状が類似している 本種と異なりポーランドにおける分布が知られていない 本種より分生子主軸が短い (ポーランド新産種) Didymocyrtis melanelixiae (Brackel) Diederich, Harris & Etayo 【よく似た種との区別】 Briancoppinsia cytospora 同じウメノキゴケ科地衣を宿主とする 形態的に類似している(混同のおそれがある) 分生子が無色 分生子が単純形である 本種より分生子のサイズが大きい Phoma melanohaleicola 同じウメノキゴケ科地衣を宿主とする 形態的に類似している(混同のおそれがある) 分生子が無色 分生子が単純形である 本種と異なり宿主地衣体に損傷を与えない 本種と異なり分生子殻に剛毛状菌糸を有する Phoma everniae 同じウメノキゴケ科地衣を宿主とする 形態的に類似している(混同のおそれがある) 分生子が無色 分生子が単純形である 本種と異なりポーランドにおける分布が知られていない 本種より分生子の幅が狭い Phoma dubia 同じウメノキゴケ科地衣を宿主とする 形態的に類似している(混同のおそれがある) 分生子が無色 分生子が単純形である 本種と異なりポーランドにおける分布が知られていない 本種より分生子の幅が狭い (ポーランド新産種) Minutoexcipula mariana V. Atienza 【よく似た種との区別】 Minutoexcipula tuckerae 同じトリハダゴケ目地衣を宿主とする 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり分生子果が凸形 本種と異なり分生子柄が2-3分枝する Minutoexcipula tuerkii ポーランドに分布する 同じトリハダゴケ目地衣を宿主とする 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なり分生子柄が発達しない 本種より分生子のサイズが大きい Lichenodiplis pertusariicola ポーランドに分布する 本種と異なり分生子果が閉鎖する 本種と異なり分生子に隔壁を欠く Lichenodiplis hawksworthii 本種と異なりポーランドにおける分布が知られていない 本種と異なり分生子果が閉鎖する 本種より分生子のサイズが大きい (ポーランド新産種) Stigmidium rivulorum (Kernst.) Cl. Roux & Nav.-Ros. 【よく似た種との区別】 Stigmidium clauzadei ポーランドに分布する 同じアナイボゴケ科地衣を宿主とする 本種と異なり淡水生でない 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種より子嚢胞子の幅が広い Stigmidium marinum 水生菌である 同じアナイボゴケ科地衣を宿主とする 本種と異なりポーランドにおける分布が知られていない 本種と異なり淡水生ではなく海生である 本種より子嚢果のサイズが大きい Stigmidium tetrasporum 同じアナイボゴケ科地衣を宿主とする 本種と異なりポーランドにおける分布が知られていない 本種と異なり淡水生でない 本種より子嚢果のサイズが大きい 本種と異なり子嚢が4胞子性 (ポーランド新産種) Trimmatostroma quercicola Diederich, U. Braun & Heuchert 【よく似た種との区別】 Trimmatostroma lecanoricola 本種と異なり分生子が橙褐色でない 本種と異なり分生子がK+帯オリーブ色でない Trimmatostroma dendrographae 本種と異なり分生子が褐色でない Trimmatostroma hierrense 本種と異なり分生子の外壁の片側がしばしば暗色である Trimmatostroma glebarum 地衣生菌である 本種と異なり宿主地衣体表面付近に菌糸体が暗色の網目をあらわす 本種と異なり分生子の最外壁層に亀裂を生じる 本種と異なり分生子の隔壁数が0~複数である Trimmatostroma cetrariae 本種と異なり分生子の隔壁数が通常1である Trimmatostroma umbilicariicola 本種と異なり稔性菌糸に多細胞からなる石垣状の部分を発達させる Trimmatostroma varicellariae 地衣生菌である 本種と異なり分生子が暗褐色~黒色 Intralichen spp. 地衣生菌である 本種と異なり分生子柄が通常完全に埋生する 本種より分生子が淡色 本種と異なり分生子表面が平滑である 本種と異なり分生子の隔壁数がほとんどの場合0-2 Taeniolella spp. 本種と異なり分生子柄が表在性である 本種と異なり分生子が半分化分生子柄である 本種と異なり分生子が求頂性の鎖をなす 本種と異なり分生子の細胞が凝集するという特徴を欠く (ポーランド新産種) Weddellomyces xanthoparmeliae Calat. & Nav.-Ros. 【よく似た種との区別】 Stigmidium neofusceliae 同じXanthoparmelia属地衣を宿主とする 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(1–)3ではなく1 Stigmidium xanthoparmeliarum 同じXanthoparmelia属地衣を宿主とする 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(1–)3ではなく1 Lichenostigma cosmopolites 同じXanthoparmelia属地衣を宿主とする 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(1–)3ではなく1 Roselliniella atlantica 同じXanthoparmelia属地衣を宿主とする 本種より子嚢胞子のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子の隔壁数が(1–)3ではなく通常0