2014年3月8日 (仮訳)ブラジルの三次病院で分離されたCandida rugosa類似の新種の酵母、Candida mesorugosa Chaves, G. & Tercarioli, G., 2013. Candida mesorugosa sp. nov., a novel yeast species similar to Candida rugosa, isolated from a tertiary hospital in Brazil. Medical Mycology…. Available at: http://informahealthcare.com/doi/abs/10.3109/13693786.2012.710345 [Accessed March 8, 2014]. 【R3-00476】2014/03/08投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 2003年にブラジルの病院で6人中5人が死亡する感染症を起こしたCandida rugosa種複合体の菌を、C. mesorugosaとして新種記載した。 本種は、表現型ではC. rugosaとの区別がほとんどできなかったが、RAPD解析での類似度は83%未満であった。 本種のD1/D2領域のC. rugosaとの類似度は98%で、C. pseudorugosaとの類似度は94-95%であった。 Hospital e Maternidade Santa Marcelina, Sao Paulo, Brazil (新種) Candida mesorugosa Chaves, Tercarioli, Padovan, Rosas, Ferreira, Melo & Colombo 語源…中間のCandida rugosa 【よく似た種との区別】 Candida rugosa 同じCandida rugosa種複合体に含まれる 南米に分布する ヒトの病原菌として知られている 表現型が区別できないほどに類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりサブロー寒天培地48h30°Cでのコロニーが平滑ではなく皺状 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度91%) D1/D2、ACT1、COX2の塩基配列が異なる(類似度98%、98%、99%) RAPD解析の結果が明瞭に異なる Candida pseudorugosa 同じCandida rugosa種複合体に含まれる 南米に分布する ヒトの病原菌として知られている 表現型が区別できないほどに類似している ITS領域に基づく分子系統解析で近縁 ITS領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される(配列類似度84%) D1/D2領域の塩基配列が異なる(類似度94-95%) RAPD解析の結果が明瞭に異なる (その他の分類学的措置) Candida rugosaのCBS1948株が誤同定であることを示し、C. pararugosaと同定した。