2024年4月11日 (仮訳)新種Coniochaeta elegans、Coniochaeta montana、およびConiochaeta nivea:特異な形態および機能形質を有するエンドファイトの3新種 Arnold, AE. et al. 2021. Coniochaeta elegans sp. nov., Coniochaeta montana sp. nov. and Coniochaeta nivea sp. nov., three new species of endophytes with distinctive morphology and functional traits. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijsem.0.005003 [Accessed April 11, 2024] 【R3-11600】2024/4/11投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 植物、コケ、地衣類から分離されたエンドファイトの3種を検討し、Coniochaeta elegans、C. montana、およびC. niveaとして新種記載した。 そのうちC. montanaはアリゾナ州の特定の地域に分布し、他の2種は広範に分布していた。 いずれもin vitroでプロテアーゼ、キチナーゼ、セルラーゼ活性を示した。 USA, Alaska, White Mountains, Eagle Summit, near Circle, AK (新種) Coniochaeta nivea A.E. Arnold, A.H. Harr., Y.K. Huang, J.M. U’Ren, Massimo, Knight-Connoni & Inderb. 語源…雪の 【よく似た種との区別】 Coniochaeta elegans 米国に分布する エンドファイトとして分離される ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢果を形成する 本種ほど気生菌糸が密でない 本種ほど気生菌糸が白色でない 本種より分生子のサイズが大きい ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Coniochaeta africana コロニーが白色 本種と異なり子嚢殻を形成する 本種と異なり頂部が二叉のポリフィアライドを形成する USA, Arizona, Santa Rita Mountains, near Madera Canyon, AZ (新種) Coniochaeta montana A.E. Arnold, A.H. Harr., Y.K. Huang, J.M. U’Ren, Massimo, Knight-Connoni & Inderb. 語源…山地の 【よく似た種との区別】 Coniochaeta elegans 米国に分布する エンドファイトとして分離される ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子が一般的に長い ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される USA, Arizona, Santa Rita Mountains, near Madera Canyon, AZ (新種) Coniochaeta elegans A.E. Arnold, A.H. Harr., Y.K. Huang, J.M. U’Ren, Massimo, Knight-Connoni & Inderb. 語源…優美な(子嚢および子嚢胞子の形態から) 【よく似た種との区別】 Coniochaeta nivea 米国に分布する エンドファイトとして分離される ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり子嚢果を形成しない 本種より気生菌糸が密である 本種より気生菌糸が白色である 本種より分生子のサイズが小さい ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Coniochaeta montana 米国に分布する エンドファイトとして分離される ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子が一般的に短い ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Coniochaeta angustispora ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢胞子の発芽溝がずっと顕著である ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Coniochaeta nepalica ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で近縁 本種より子嚢胞子の発芽溝がずっと顕著である ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Coniochaeta cymbiformispora ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり日本における分布が知られている 本種と異なり針葉樹、被子植物、地衣類のエンドファイトとして知られているのではなく焼け跡の土壌から分離される 本種ほど子嚢胞子が楕円形でない 本種より子嚢胞子の発芽溝が顕著である (その他掲載種) Coniochaeta cymbiformispora T. Yokoyama & Tad. Ito 【よく似た種との区別】 Coniochaeta elegans ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり焼け跡の土壌から分離されるのではなく針葉樹、被子植物、地衣類のエンドファイトとして知られている 本種と異なり日本における分布が知られていない 本種より子嚢胞子が楕円形である 本種ほど子嚢胞子の発芽溝が顕著でない ITS+TEF-1aに基づく分子系統解析で明瞭に区別される