2023年5月27日 (仮訳)独特の胞子を有する変形菌の新種、Cribraria zonatisporaの発達 Lado, C., Mosquera, J. & Beltrán Tejera, E. 1999. Cribraria zonatispora, development of a new myxomycete with unique spores. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/00275514.1999.12061005 [Accessed May 27, 2023] 【R3-10640】2023/5/27投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ カナリア諸島とメキシコにおいてOpuntia属のサボテンに発生した変形菌の一種をCribraria zonatisporaとして新種記載した。 本種の胞子は独特であり、赤道部分で窪んでいることなどで特徴づけられた。 本種の培養を試みたところ、胞子はほぼ全て発芽してアメーバが出現、接合子と認識される構造も形成されたが、子実体形成には至らなかった。 Spain, Canary Islands, Tenerife, Arafo (新種) Cribraria zonatispora Lado, Mosquera & Beltrán-Tej. 語源…帯状の胞子の 【よく似た種との区別】 Cribraria violacea(スミレアミホコリ) 子実体のサイズが類似している 子実体の色が類似している 本種より子嚢が暗色である 本種と異なり子嚢の形状が細長い 本種と異なり”calyculus”が子嚢壁の1/4未満ではなく半分~2/3を占める 本種と異なり”peridial net”が発達しないのではなく発達する 本種と異なり胞子が楕円形ではなく類球形 本種と異なり胞子に特徴的な赤道面の淡色の帯を欠く Cribraria costata(コスジアミホコリ) 子実体が紫色を帯びる 本種と異なり”peridial net”が発達しないのではなく発達する 本種と異なり胞子が帯黄褐色 本種と異なり胞子表面が微かに~密な疣状 本種と異なり胞子に特徴的な赤道面の淡色の帯を欠く Cribraria elegans(カクミアミホコリ) 子実体が紫色を帯びる 本種と異なり”peridial net”が発達しないのではなく発達する 本種と異なり胞子に特徴的な赤道面の淡色の帯を欠く Cribraria lepida 子実体が紫色を帯びる 本種と異なり子実体がうなだれる 本種と異なり柄が非常に長い 本種と異なり”peridial net”が発達しないのではなく発達する 本種と異なり胞子に特徴的な赤道面の淡色の帯を欠く Cribraria paucicostata 子実体が紫色を帯びる 本種と異なり胞子が淡橙色 本種と異なり胞子表面が微細な小刺状 本種と異なり胞子に特徴的な赤道面の淡色の帯を欠く Cribraria purpurea 子実体が紫色を帯びる 本種と異なり子嚢が大型 本種と異なり”peridial net”が発達しないのではなく発達する 本種と異なり胞子に特徴的な赤道面の淡色の帯を欠く