2024年4月14日 (仮訳)パタゴニア・アンデスの水生環境から分離された担子菌酵母の新種Cystofilobasidium lacus-mascardii、およびCryptococcus maceransの有性世代である新種Cystofilobasidium macerans Libkind, D. et al. 2009. Cystofilobasidium lacus-mascardii sp. nov., a basidiomycetous yeast species isolated from aquatic environments of the Patagonian Andes, and Cystofilobasidium macerans sp. nov., the sexual stage of Cryptococcus macerans. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.004390-0 [Accessed April 14, 2024] 【R3-11610】2024/4/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ アルゼンチン、パタゴニア地方の湖から分離された担子菌酵母の一種を検討し、Cystofilobasidium lacus-mascardiiとして新種記載した。 本種は寒冷地に適応し、多様な酵素や色素を産生した。 また、Cryptococcus maceransの有性世代をCy. maceransとして新種記載したが、本種も寒冷地に適応しており、有性世代は低温でよく見られた。 Tronador’s arm of Lake Mascardi, Nahuel Huapi National Park, 60 km south-east of the city of San Carlos de Bariloche, Rio Negro Province, Patagonia, Argentina (新種) Cystofilobasidium lacus-mascardii Libkind, van Broock & J.P. Sampaio 語源…マスカルディ湖の 【よく似た種との区別】 Cystofilobasidium macerans アルゼンチンに分布する 寒冷地に適応している 水試料から分離される 炭素源および窒素源の資化試験結果が識別不能なほど類似している 30°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりポルトガル、デンマーク、フランス、ドイツ、韓国、フィンランド、オーストリア、アイスランド、ノルウェーなどにおける分布が知られている 本種と異なり植物の葉や花、昆虫、土壌等から分離される D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 本種とPCRフィンガープリンティングのバンドパターンで識別される Porto Brandão, Tagus River, Lisbon, Portugal (新種) Cystofilobasidium macerans J.P. Sampaio 語源…無性世代のCryptococcus maceransより 【よく似た種との区別】 Cystofilobasidium lacus-mascardii アルゼンチンに分布する 寒冷地に適応している 水試料から分離される 炭素源および窒素源の資化試験結果が識別不能なほど類似している 30°Cで生育不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりポルトガル、デンマーク、フランス、ドイツ、韓国、フィンランド、オーストリア、アイスランド、ノルウェーなどにおける分布が知られていない 本種と異なり植物の葉や花、昆虫、土壌等から分離されるという特徴を欠く D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される 本種とPCRフィンガープリンティングのバンドパターンで識別される