2024年3月24日 (仮訳)ハンガリー、ヴァレンツァ湖産のミズカビの新種、Saprolegnia velencensisの記載 Verebélyi, V. et al. 2024. Description of Saprolegnia velencensis sp. n. (Oomycota), a novel water mold species from Lake Velence, Hungary. PLOS ONE. Available at: https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0298814 [Accessed March 24, 2024] 【R3-11546】2024/3/24投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ ハンガリーのヴァレンツァ湖で湖水から分離された卵菌の一種を検討し、Saprolegnia velencensisとして新種記載した。 本種は造卵器や造精器を実験室条件下で形成しなかった。 本種は最も近縁なS. feraxとは遊走子嚢や二次シストのサイズが異なっていた。 Lake Velence, in town Velence, Hungary (新種) Saprolegnia velencensis 語源…ヴァレンツァ産の 【よく似た種との区別】 Saprolegnia ferax ヨーロッパに分布する 水中に生息する ITSおよびRPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりハンガリーではなくクロアチアなどに分布する 本種より遊走子嚢のサイズが大きい 本種より造卵器が長い 本種より二次シストのサイズが小さい 本種より菌糸の最大幅が広い ITSおよびRPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Saprolegnia aenigmatica 遊走子嚢の長さがかなり類似している 本種より遊走子嚢の幅が狭い 本種より造卵器のサイズが大きい 本種より二次シストのサイズが大きい Saprolegnia eccentrica 本種より遊走子嚢が長い 本種より遊走子嚢の幅が僅かに狭い 本種より造卵器の幅が狭い 本種より遊走子のサイズが大きい 本種より二次シストの直径が小さい Saprolegnia anisospora 造卵器のサイズが類似している Saprolegnia delica 造卵器のサイズが類似している ITSおよびRPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より遊走子の直径が大きい ITSおよびRPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Saprolegnia australis ヨーロッパに分布する 水中に生息する 二次シストのサイズが類似している ITSおよびRPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりハンガリーではなくクロアチアなどに分布する 本種より造卵器のサイズが大きい ITSおよびRPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Saprolegnia parasitica ヨーロッパに分布する 水中に生息する ITSおよびRPB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりハンガリーではなくクロアチアなどに分布する 本種より造卵器のサイズが大きい ITSおよびRPB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される