2023年11月22日 (仮訳)北海道利尻島で採集された土壌由来の酵母の新種、Dioszegia rishiriensis Takashima, M. et al. 2011. Dioszegia rishiriensis sp. nov., a novel yeast species from soil collected on Rishiri Island, Hokkaido, Japan. International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology. Available at: https://www.microbiologyresearch.org/content/journal/ijsem/10.1099/ijs.0.025254-0 [Accessed November 22, 2023] 【R3-11176】2023/11/22投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 利尻島の土壌から分離された担子菌酵母の一種を検討し、Dioszegia rishiriensisとして新種記載した。 本種の菌株間でD1/D2領域は同一であり、ITS領域は4塩基のみが異なっていた。 本種はD. buhagiariiおよびD. hungaricaに近縁であったが、資化試験などで区別された。 北海道利尻島南浜湿原 (新種) Dioszegia rishiriensis M. Takash., B.H. Van, K.D. An & Ohkuma 語源…利尻産の 【よく似た種との区別】 Dioszegia buhagiarii D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりクエン酸を資化可能 本種と異なりDL-乳酸を資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Dioszegia hungarica 東アジアに分布する 土壌から分離される D1/D2領域に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり日本ではなくハンガリー、ポルトガル、中国、アルゼンチン、南極などに分布する 本種と異なり葉や氷河融解流などから分離される 本種と異なりイノシトール、クエン酸を資化可能 本種と異なりL-ソルボース、DL-乳酸を資化不能 D1/D2領域に基づく分子系統解析で明瞭に区別される