(仮訳)ドイツにおける青変性シビレタケ属菌の発見:新種Psilocybe germanica
Gartz, J. & Wiedemann, G., 2015. Discovery of a new caerulescent Psilocybe mushroom in Germany: Psilocybe germanica sp. nov. Drug testing and analysis. Available at: http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/dta.1795/abstract [Accessed June 18, 2015].
【R3-01931】2015/06/18投稿

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3行まとめ

ドイツ、ザクセン州の公園でウッドチップに発生したシビレタケ属菌を検討し、Psilocybe germanicaとして新種記載した。
本種は低温に晒されると強い青変性を示し、しばしば子実体全体が青変するという特徴を有していた。
本種は乾燥重量あたり0.66-1.12%のシロシビンと顕著な量のベオシスチンを含み、シロシンは検出されなかった。
Dippoldiswalde, Germany

(新種)

Psilocybe germanica Gartz & Wiedemann
語源…ドイツの
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Psilocybe bohemica
ドイツに分布する
傘が乾燥時類白色になることがある
シロシビンおよびベオシスチンを含む
本種と異なりドイツではなくチェコにも分布する
本種と異なり傘が湿時濃褐色ではなく濃黄色
本種と異なり傘にほとんどの場合中丘を欠く
本種と異なり傘表面に湿時半透明条線をあらわす
本種より柄の形状が不規則で屈曲したり基部が膨大したりする
本種と異なり柄の頂部が関節状に膨大するという特徴を欠く
本種と異なり柄表面に微細な繊維が散在する
本種と異なり子実体が僅かな胞子しか形成しないか、完全に不稔の場合がある
本種と異なりベオシスチンの量が痕跡的
本種と異なりシロシンが検出されることがある
Psilocybe azurescens
ドイツに分布する
シロシビンおよびベオシスチンを含む
本種と異なりドイツではなく米国にも分布する
本種と異なり乾燥すると傘が黄色
本種と異なり傘に湿時条線をあらわす
本種と異なり傘に被膜の名残を伴う
本種より柄が硬い
本種と異なり柄の頂部が関節状に膨大するという特徴を欠く
本種と異なり柄に被膜の名残を伴う
本種ほど柄の青変反応を容易に認めない
本種と異なりシロシンが検出されることがある
Psilocybe cyanescens
ドイツに分布する
シロシビンおよびベオシスチンを含む
本種と異なりドイツではなく米国にも分布する
本種と異なり子実体が波打つ
本種と異なり乾燥すると傘が黄色
本種と異なり傘に湿時条線をあらわす
本種と異なり傘に被膜の名残を伴う
本種より柄が硬い
本種と異なり柄の頂部が関節状に膨大するという特徴を欠く
本種と異なり柄に被膜の名残を伴う
本種ほど柄の青変反応を容易に認めない
本種と異なりベオシスチンの量が痕跡的
本種と異なりシロシンが検出されないのではなく比較的多量含むことがある
Psilocybe semilanceata
シロシビンおよびベオシスチンを含む
本種と異なり柄の頂部が関節状に膨大するという特徴を欠く
本種と異なりシロシンが検出されないのではなく比較的多量含むことがある