2024年3月30日 (仮訳)インド、ジャンムー・カシミール連邦直轄領におけるGloeophyllum属菌の多様性 Mattoo, BB. 2024. Diversity of Genus Gloeophyllum P. Krist in Jammu and Kashmir, India. Journal of Mycopathological Research. Available at: https://imskolkata.org/article/015-03-24.pdf [Accessed March 30, 2024] 【R3-11565】2024/3/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、ジャンムー・カシミール連邦直轄領においてGloeophyllum属菌の調査を実施し、8種を同定した。 そのうちG. longisporumを新種記載し(既報で報告済み)、G. odoratumをインド新産種として報告した。 1種を除き全ての種が針葉樹に発生していた。 (ジャンムー・カシミール連邦直轄領新産種) Gloeophyllum abietinum (Bull.) P. Karst. コゲイロカイガラタケ (ジャンムー・カシミール連邦直轄領新産種) Gloeophyllum carbonarium (Berk. & M.A. Curtis) Ryvarden (その他掲載種) Gloeophyllum longisporum Brij Bala, Avn. P. Singh, Dhingra, Singh S.K., Rana S. & Maurya D.K. 【よく似た種との区別】 Gloeophyllum sepiarium(キカイガラタケ) インドに分布する 子実体が傘状 本種と異なり子実体が半円形またはロゼット状 本種より子実体のサイズが比較的大きい 本種より担子胞子のサイズが小さい 本種と異なりシスチジアが棍棒形ではなく錐形~鈍頭 (インド新産種) Gloeophyllum odoratum (Wulfen) Imazeki ニオイアミタケ 【よく似た種との区別】 Gloeophyllum striatum インドに分布する 子実体が傘状 菌糸構成が2菌糸型 本種と異なり子実体にアニス臭を欠く (ジャンムー地域新産種) Gloeophyllum sepiarium (Wulfen) P. Karst. キカイガラタケ 【よく似た種との区別】 Gloeophyllum trabeum(キチリメンタケ) インドに分布する 子実体が傘状 菌糸構成が3菌糸型 本種より襞の間隔が広い 本種と異なりシスチジアが錐形~鈍頭ではなく紡錘状 Gloeophyllum longisporum インドに分布する 子実体が傘状 本種と異なり子実体が半円形またはロゼット状でない 本種より子実体のサイズが比較的小さい 本種より担子胞子のサイズが大きい 本種と異なりシスチジアが錐形~鈍頭ではなく棍棒形 (ジャンムー地域新産種) Gloeophyllum subferrugineum (Berk.) Bondartsev & Singer ヒロハノキカイガラタケ (ジャンムー・カシミール連邦直轄領新産種) Gloeophyllum striatum (Fr.) Murrill 【よく似た種との区別】 Gloeophyllum odoratum(ニオイアミタケ) インドに分布する 子実体が傘状 菌糸構成が2菌糸型 本種と異なり子実体にアニス臭を有する (ジャンムー・カシミール連邦直轄領新産種) Gloeophyllum trabeum (Pers.) Murrill キチリメンタケ 【よく似た種との区別】 Gloeophyllum sepiarium(キカイガラタケ) インドに分布する 子実体が傘状 菌糸構成が3菌糸型 本種より襞の間隔が狭い 本種と異なりシスチジアが紡錘状ではなく錐形~鈍頭