(仮訳)メキシコ産サビアナタケ属菌
Raymundo, T., et al., 2013. El género Fuscoporia (Hymenochaetales, Basidiomycota) en México. Revista Mexicana de Biodiversidad. …. Available at: http://www.redalyc.org/articulo.oa?id=42528281001 [Accessed October 6, 2014].
【R3-01163】2014/10/06投稿

【お読みください】
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3行まとめ

メキシコ産サビアナタケ属菌としてFuscoporia callimorphaなど14種を報告した。
そのうちF. nicaraguensisおよびF. wahlbergiiはメキシコ新産種となった。
F. mesophilaを新種記載し、新組み合わせF. contiguiformisおよびF. coronadensisを提唱した。
México, Hidalgo, municipio de Tlanchinol, Parador la Montaña

(新種)

Fuscoporia mesophila Raymundo, R. Valenz. & Pacheco
語源…中温性の(生息環境の植生より)
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia wahlbergii(ツリバリサルノコシカケ)
メキシコに分布する
本種と異なり子実層の剛毛が鉤状
Fuscoporia callimorpha
メキシコに分布する
本種より子実体のサイズが小さい
本種より子実体が薄い
本種と異なり子実体が無毛
Fuscoporia gilva
メキシコに分布する
本種より子実体のサイズが小さい
本種より子実体が薄い
本種と異なり子実体が無毛
Fuscoporia rhabarbarina
メキシコに分布する
本種と異なり傘表面を黒色の殻皮が覆う
本種より剛毛が短い
Fuscoporia coronadensis
メキシコに分布する
本種と異なりサクラ属植物ではなく針葉樹のみに発生する
本種と異なり子実体のサイズが非常に大きい

(カンペチェ州、ケレタロ州、メヒコ州、サン・ルイス・ポトシ州、タバスコ州新産種)

Fuscoporia callimorpha (Lév.) Groposo, Log.-Leite & Góes-Neto
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia gilva
メキシコに分布する
被子植物を宿主とする
子実体が平らな凸形
本種より子実体のサイズが大きい
本種より子実体が厚い
本種と異なり孔口が7-9個/mmではなく6-8個/mm
本種より担子胞子の幅が広い
本種と異なり担子胞子が長楕円形~類円筒形ではなく卵形~楕円形
本種より子実層の剛毛のサイズが大きい
本種と異なり剛毛が錐形~鋭尖形ではなく錐形
Fuscoporia mesophila
メキシコに分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種より子実体が厚い
本種と異なり子実体が無毛でない
Phellinus neocallimorphus
本種と異なり剛毛を欠く

(ソノラ州、サン・ルイス・ポトシ州新産種)

Fuscoporia chrysea (Lév.) Baltazar & Gibertoni
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia ferruginosa(サビアナタケ)
メキシコに分布する
生息環境が類似している
子実体が背着生
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が広楕円形ではなく類円筒形
本種と異なり菌糸剛毛を有する
Fuscoporia ferrea(クロガネアナタケ)
メキシコに分布する
子実体が背着生
本種と異なり孔口が5-6個/mmではなく6-7個/mm
本種より担子胞子が長い
本種と異なり担子胞子が類球形~広楕円形ではなく円筒形
本種より子実層の剛毛が短い
本種と異なり子実層の剛毛が錐形~便腹形ではなく錐形

(カンペチェ州、ヌエボ・レオン州、サン・ルイス・ポトシ州、タマウリパス州、ベラクルス州新産種)

Fuscoporia contigua (Pers.) G. Cunn.
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia ferruginosa(サビアナタケ)
メキシコに分布する
子実体が背着生
担子胞子のサイズの範囲が重なる
担子胞子が長楕円形~円筒形
子実層の剛毛のサイズが類似している
子実層の剛毛が錐形直線状
菌糸剛毛のサイズの範囲が重なる
本種より孔口のサイズが小さい(1-3mm/個ではなく3-5mm/個[検索表では5-7mm/個])
本種と異なり担子胞子が類円筒形ではなく円筒形
本種と異なり菌糸剛毛が綿毛状の縁部ではなく不稔の縁部に生じる
Fuscoporia contiguiformis
メキシコに分布する
子実体が背着生
孔口のサイズが類似している
本種と異なり被子植物ではなくマツ属植物を宿主とする
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり担子胞子が長楕円形~類円筒形ではなく円筒形~僅かに屈曲した円筒形
本種と異なり子実体の縁部に菌糸剛毛を欠く

(新組み合わせ、ドゥランゴ州、ソノラ州新産種)

Fuscoporia contiguiformis (Pilát) Raymundo, R. Valenz. & Esqueda
旧名:Phellinus contiguiformis Pilát
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia contigua
メキシコに分布する
子実体が背着生
孔口のサイズが類似している
本種と異なりマツ属植物ではなく被子植物を宿主とする
本種より担子胞子の幅が広い
本種と異なり担子胞子が円筒形~僅かに屈曲した円筒形ではなく長楕円形~類円筒形
本種と異なり子実体の縁部に菌糸剛毛を有する
Fuscoporia viticola
メキシコに分布する
担子胞子が円筒形
子実層の剛毛が長い
本種と異なりマツ属植物ではなく被子植物も宿主とする
本種と異なり子実体が広く付着する背着生ではなく傘状~半背着生で時に背着生
本種より孔口のサイズが小さい(1-3個/mmではなく4-7個/mm)
Fuscoporia palmicola
メキシコに分布する
子実層の剛毛のサイズの範囲が重なる
子実層の剛毛が錐形
本種と異なり孔口が細長い角形ではなく角形~屈曲状で所々迷路状
本種より担子胞子が短い
本種より担子胞子の幅が広い
本種と異なり担子胞子が円筒形~僅かに屈曲した円筒形ではなく長楕円形~円筒形

(新組み合わせ、チワワ州、ドゥランゴ州新産種)

Fuscoporia coronadensis (Rizzo, Gieser & Burdsall) Raymundo, R.Valenz. & Cifuentes
旧名:Phellinus coronadensis Rizzo, Gieser & Burds.
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia mesophila
メキシコに分布する
本種と異なり針葉樹のみではなくサクラ属植物に発生する
本種と異なり子実体のサイズが非常に大きいという特徴を欠く

(ドゥランゴ州、イダルゴ州、ハリスコ州、メヒコ州、ナヤリット州、オアハカ州、サン・ルイス・ポトシ州、トラスカラ州、ベラクルス州新産種)

Fuscoporia ferrea (Pers.) G. Cunn.
クロガネアナタケ
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia chrysea
メキシコに分布する
子実体が背着生
本種と異なり孔口が6-7個/mmではなく5-6個/mm
本種より担子胞子が短い
本種と異なり担子胞子が円筒形ではなく類球形~広楕円形
本種より子実層の剛毛が長い
本種と異なり子実層の剛毛が錐形ではなく錐形~便腹形
Fuscoporia ferruginosa(サビアナタケ)
メキシコに分布する
担子胞子の形態が類似している
本種より子実層の剛毛が長い
本種と異なり菌糸剛毛を有する

(カンペチェ州、ゲレーロ州、ハリスコ州、ヌエボ・レオン州、オアハカ州、ケレタロ州、サン・ルイス・ポトシ州、ソノラ州新産種)

Fuscoporia ferruginosa (Schrad.) Murrill
サビアナタケ
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia contigua
メキシコに分布する
子実体が背着生
担子胞子のサイズの範囲が重なる
担子胞子が長楕円形~円筒形
子実層の剛毛のサイズが類似している
子実層の剛毛が錐形直線状
菌糸剛毛のサイズの範囲が重なる
本種より孔口のサイズが大きい(3-5mm/個[検索表では5-7mm/個]ではなく1-3mm/個)
本種と異なり担子胞子が円筒形ではなく類円筒形
本種と異なり菌糸剛毛が不稔の縁部ではなく綿毛状の縁部に生じる
Fuscoporia nicaraguensis
メキシコに分布する
子実体が背着生
菌糸剛毛を有する
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が長楕円形~円筒形ではなく球形
本種より子実層の剛毛が短い
Fuscoporia chrysea
メキシコに分布する
生息環境が類似している
子実体が背着生
本種より担子胞子のサイズが小さい
本種と異なり担子胞子が類円筒形ではなく広楕円形
本種と異なり菌糸剛毛を欠く
Fuscoporia ferrea(クロガネアナタケ)
メキシコに分布する
担子胞子の形態が類似している
本種より子実層の剛毛が短い
本種と異なり菌糸剛毛を欠く

(その他掲載種)

Fuscoporia gilva (Schwein.) T. Wagner & M. Fisch.
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia callimorpha
メキシコに分布する
被子植物を宿主とする
子実体が平らな凸形
本種より子実体のサイズが小さい
本種より子実体が薄い
本種と異なり孔口が6-8個/mmではなく7-9個/mm
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり担子胞子が卵形~楕円形ではなく長楕円形~類円筒形
本種より子実層の剛毛のサイズが小さい
本種と異なり剛毛が錐形ではなく錐形~鋭尖形
Fuscoporia mesophila
メキシコに分布する
本種より子実体のサイズが大きい
本種より子実体が厚い
本種と異なり子実体が無毛でない
Inonotus radiatus
子実体の形態が類似している
担子胞子の形態が類似している
本種より剛毛が短い
本種と異なり剛毛が屈曲する
本種と異なり菌糸構成が1菌糸型

(メキシコ新産種)

Fuscoporia nicaraguensis Murrill
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia contigua
メキシコに分布する
生息環境が類似している
子実体が背着生
本種より孔口のサイズが大きい(7-9個ではなく2-3個/mm)
本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく長楕円形
Fuscoporia ferruginosa(サビアナタケ)
メキシコに分布する
子実体が背着生
菌糸剛毛を有する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種と異なり担子胞子が球形ではなく長楕円形~円筒形
本種より子実層の剛毛が長い

(その他掲載種)

Fuscoporia palmicola (Berk. & M.A. Curtis) Bondartseva & S. Herrera
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia contiguiformis
メキシコに分布する
子実層の剛毛のサイズの範囲が重なる
子実層の剛毛が錐形
本種と異なり孔口が角形~屈曲状で所々迷路状ではなく細長い角形
本種より担子胞子が長い
本種より担子胞子の幅が狭い
本種と異なり担子胞子が長楕円形~円筒形ではなく円筒形~僅かに屈曲した円筒形
Fuscoporia contigua
メキシコに分布する
本種より担子胞子のサイズが大きい
本種より子実層の剛毛が短い
本種と異なり菌糸剛毛を有する

(チアパス州、ゲレーロ州、ハリスコ州、サン・ルイス・ポトシ州、タマウリパス州新産種)

Fuscoporia rhabarbarina (Berk.) Groposo, Log.-Leite & Góes-Neto
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia callimorpha
メキシコに分布する
子実体が一年生~二年生
子実体が薄い
担子胞子のサイズが小さい
子実層の剛毛が短い
本種と異なり傘表面に殻皮を欠く
Fuscoporia gilva
メキシコに分布する
子実体が一年生~二年生
子実体が薄い
担子胞子のサイズが小さい
子実層の剛毛が短い
本種と異なり傘表面に殻皮を欠く
Fuscoporia mesophila
メキシコに分布する
本種と異なり傘表面を黒色の殻皮が覆うという特徴を欠く
本種より剛毛が長い

(ドゥランゴ州新産種)

Fuscoporia viticola (Schwein.) Murrill
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia contiguiformis
メキシコに分布する
担子胞子が円筒形
子実層の剛毛が長い
本種と異なり被子植物ではなくマツ属植物を宿主とする
本種と異なり子実体が傘状~半背着生で時に背着生ではなく広く付着する背着生
本種より孔口のサイズが大きい(4-7個/mmではなく1-3個/mm)

(メキシコ新産種)

Fuscoporia wahlbergii (Fr.) T. Wagner & M. Fisch.
ツリバリサルノコシカケ
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【よく似た種との区別】
Fuscoporia mesophila
メキシコに分布する
本種と異なり子実層の剛毛が鉤状でない