2022年1月6日 (仮訳)バミューダ産の樹皮生地衣の新種、Fellhanera scottii Berger, F. 2021. Fellhanera scottii sp. nov. (Pilocarpaceae), a new corticolous lichen from Bermuda. Plant and Fungal Systematics. Available at: https://pfsyst.botany.pl/-Fellhanera-scottii-sp-nov-Pilocarpaceae-a-new-corticolous-lichen-from-Bermuda,143020,0,2.html [Accessed January 6, 2022] 【R3-09123】2022/1/6投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ バミューダ諸島のマングローブ林において採集された樹皮生痂状地衣の一種を検討し、Fellhanera scottiiとして新種記載した。 本種はヤエヤマヒルギ属樹木の支柱根に生じ、果殻が青緑色である点などで特徴づけられた。 本種はバミューダ諸島における固有種と考えられ、同属他種とは基質、果殻の色、子器や子嚢胞子や粉子などの形態に基づき区別された。 Bermuda, Paget Parish, Paget Marsh (新種) Fellhanera scottii F. Berger 語源…地衣学者および標本管理者のScott LaGreca博士に献名 【よく似た種との区別】 Fellhanera azorica 果殻の色が類似している 本種と異なりバミューダ諸島ではなくアゾレス諸島などに分布する 本種と異なりヤエヤマヒルギ属ではなくツバキ属樹木に生じる 本種と異なり支柱根の樹皮上ではなく葉上などに生じる 本種より子器のサイズが小さい 本種と異なり子器が円形または僅かに浅裂状という特徴を欠く 本種と異なり子実下層が淡褐色ではなく暗青色 本種と異なり内側の果殻がオリーブ色で青色を帯びる 本種より子嚢胞子が短い 本種より子嚢胞子の長さ/幅比が小さい Fellhanera rhapidophylli 地衣体の構造が類似している 本種と異なり支柱根の樹皮上ではなく葉上などに生じる 本種と異なり子器が暗い帯灰色または帯赤褐色 本種と異なり子実下層が淡褐色ではなく暗色 本種と異なり内側の果殻がオリーブ色で青色を帯びるのではなく無色で縁部のみ青緑色のことがある 本種より粉子の幅が狭い Fellhanera silicis 子実上層の色が類似している 外側の果殻の色が類似している 本種と異なりバミューダ諸島ではなく北米などに分布する 本種と異なり支柱根の樹皮上ではなくチャートなどに生じる 本種より地衣体が厚い 本種より地衣体が時に暗色 本種より子器のサイズが大きい 本種と異なり子器が暗褐色~黒色で縁部が同色 本種と異なり内側の果殻がオリーブ色で青色を帯びるのではなく褐色 本種と異なり側糸先端が有色 Fellhanera incolorata マングローブ林に生息する 本種と異なりバミューダ諸島ではなくオーストラリアなどに分布する 本種と異なりヤエヤマヒルギ属ではなくヒルギダマシ属樹木などに生じる 本種と異なり樹木の支柱根ではなく枝などに生じる 本種と異なり色素を欠く 本種と異なり粉子が桿形ではなく滴状