2022年1月14日 (仮訳)プエルトリコのビエケス島における節足動物の腸内菌類および類縁菌の初調査 Hernández Roa, JJ., Virella, CR. & Cafaro, MJ. 2009. First survey of arthropod gut fungi and associates from Vieques, Puerto Rico. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.3852/08-187 [Accessed January 14, 2022] 【R3-09145】2022/1/14投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ プエルトリコ、ビエケス島においてヤスデ、カニ、カ、チロリ、端脚類、等脚類などの節足動物の腸内に生息するトリコミケス類の調査を実施した。 そのうちヤスデの一種の後腸から見出され、菌体基部が広がることなどで特徴づけられた菌をEnterobryus viequensisとして新種記載し、これはカリブ海地域から記載された初の本属菌となった。 他に未記載種としてシオマネキのEnterobryus属の一種と、未同定の端脚類のTaeniellopsis属の一種を掲載したほか、カからカリブ海地域新産種のSmittium culisetaeを報告した。 Puerto Rico, Vieques, Monte Pirata, Philosopher’s Stone (新種) Enterobryus viequensis Virella, Hernández Roa & Cafaro 語源…ビエケス産の 【よく似た種との区別】 Enterobryus cherokiae 形態的に類似している 本種と異なり菌体基部が一般的に広がるという特徴を欠く Enterobryus chaleponci 形態的に類似している 本種と異なり菌体基部が一般的に広がるという特徴を欠く Enterobryus zinophorae 同じヤスデ類が宿主として知られている 本種と異なりプエルトリコではなく南アフリカなどに分布する 本種と異なり胞子嚢胞子が単型である 本種より胞子嚢胞子が長い 本種と異なり菌体基部が一般的に広がるという特徴を欠く (カリブ海地域、プエルトリコ新産種) Smittium culisetae Lichtwardt ※この他に未記載種としてEnterobryus属の一種とTaeniellopsis属の一種を掲載した。