(仮訳)ラッパタケ目の新属Gomphocantharellus
Xu, Y-Y. et al. 2022. Gomphocantharellus, a new genus of Gomphales. Mycologia. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/00275514.2022.2065781 [Accessed November 9, 2023] 【R3-11139】2023/11/9投稿

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3行まとめ

中国山西省の針葉樹林で採集された菌を検討し、新属新種Gomphocantharellus cylindrosporusとして記載した。
本種は子実体が桃色~帯桃橙色のアンズタケ型で子実層托が襞状、担子胞子がソーセージ形~円筒形で平滑、側シスチジアが狭棍棒形屈曲状~円筒形であることなどで特徴づけられた。
本種は分子系統解析ではラッパタケ目クレードにおいて独自の系統を形成し、同科他属とは胞子紋が白色である点、担子胞子が円筒形である点などが異なっていた。
中国山西省忻州市寧武県管涔山大石洞林場

(新種)

Gomphocantharellus cylindrosporus L. Fan, Y.Y. Xu, Zhu L.Yang & S.P. Jian
語源…ラッパタケ目のCantharellus属(系統的位置と形態的類似性から)/(種小名)円筒形の胞子の
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【よく似た種との区別】
Cantharellus phloginus
肉眼的形態が類似している
本種と担子器の胞子数が異なる
本種より担子胞子が短い
本種より担子胞子の幅が広い
本種と異なり担子胞子がソーセージ形~円筒形ではなく広楕円形~楕円形
本種と異なり担子胞子が非シアノフィリックである