2021年11月3日 (仮訳)メキシコ、オアハカ州産の新種Hymenochaete liliae Contreras-Pacheco, MT. et al., 2021. Hymenochaete liliae (Agaricomycetes, Fungi), a new species from the state of Oaxaca, Mexico. Acta Botanica Mexicana. Available at: https://abm.ojs.inecol.mx/index.php/abm/article/view/1907/3898 [Accessed November 2, 2021] 【R3-08930】2021/11/2投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ メキシコ、オアハカ州の熱帯乾燥林においてマメ科樹木に生じた菌を検討し、Hymenochaete liliaeとして新種記載した。 本種はFultochaete節に含まれ、子実体が背着生で肉質、子実層面が平滑で多数の剛毛を有し、担子胞子が楕円形で、剛毛が類紡錘形で結晶を伴い、1菌糸型であることなどで特徴づけられた。 メキシコ産の本属菌全種の検索表を作成した。 Mexico, Oaxaca, Istmo region, Tehuantepec district (southeast of the state), municipality Santiago Laollaga, Cerro Negro (新種) Hymenochaete liliae Contr.-Pach., R. Valenz., Raymundo & Pacheco 語源…生物学者のLilia Pérez-Ramírez氏に献名 【よく似た種との区別】 Hymenochaete rhabarbarina メキシコに分布する 剛毛に結晶を伴う 本種より担子胞子が短い 本種より担子胞子の幅が広い 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく卵状~楕円形 本種と異なり剛毛が帯赤褐色小粒状の結晶で覆われる 本種と異なり菌糸層を有するのではなく欠く Hymenochaete minuscula 形態的に類似している(混同のおそれがある) 子実体が辛子色 本種と異なりメキシコにおける分布が知られていない 本種より担子器のサイズが小さい 本種より剛毛のサイズが小さい Hymenochaete cinnamomea(ケイヒウロコタケ) メキシコに分布する 剛毛を豊富に有する 皮層を欠く 菌糸層が単層 本種と異なり子実体が層をなす 本種より担子胞子が短い 本種と異なり担子胞子が楕円形ではなく楕円形または円筒形 本種より剛毛の最大長が長い 本種と異なり剛毛に結晶を伴うのではなく欠く 本種と異なり剛毛層の数が1ではなく2-10