2024年4月3日 (仮訳)Lentinus punjabensis:パキスタン、パンジャーブ州南部、ラル・スハンラ国立公園産の新種 Asif, M. et al. 2024. Lentinus punjabensis (Polyporaceae), a new species from Lal Suhanra National Park, southern Punjab, Pakistan. Phytotaxa. Available at: https://phytotaxa.mapress.com/pt/article/view/phytotaxa.642.2.5 [Accessed April 3, 2024] 【R3-11575】2024/4/3投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ パキスタン、パンジャーブ州において腐朽材に発生した菌を検討し、Lentinus punjabensisとして新種記載した。 本種は傘が扁平で、中央部が暗褐色で窪み、直立する鱗片に覆われ、担子胞子が長楕円形~時に涙形、縁シスチジアが棍棒形~瓶形または時に涙形、傘表皮が2菌糸型であることなどで特徴づけられた。 パキスタン産本属菌の検索表を掲載した。 Pakistan, Punjab province, Lal Suhanra National Park, Bahawalpur district (新種) Lentinus punjabensis M. Asif, Saba & M. Raza 語源…パンジャーブ産の 【よく似た種との区別】 Lentinus tigrinus パキスタンに分布する 傘が凸形 傘表面が鱗片状 ITS、nrLSU、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりロシア、オーストリア、モンゴル、米国における分布が知られている 本種より傘のサイズが比較的大きい 本種と異なり傘表面の鱗片が小さい 本種と異なり襞の幅が狭い 本種と異なり襞が白色 本種と異なり孔口を有する 本種と異なり柄が先細りになる 本種と異なりつばを有する 本種と異なり担子胞子の形状が細長い ITS、nrLSU、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lentinus squarrosulus(ケガワタケ) パキスタンに分布する 傘が凸形 傘表面が鱗片状 襞を有する 柄表面が鱗屑状 担子胞子が長楕円形 メチュロイドを有する 菌糸にクランプを有する ITS、nrLSU、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりナイジェリア、タイにおける分布が知られている 本種より傘のサイズが大きい 本種と異なり傘が褐色~鈍褐色ではなく褐色 本種と異なり傘が漏斗形で全縁 本種と異なり襞が上生する 本種と異なり襞がクリーム色~褐色ではなく白色~淡い褐色 本種と異なり襞の間隔が密 本種と異なり担子器が4胞子性 本種より担子胞子のサイズが比較的小さい 本種と異なり担子胞子が類球形~円筒形 本種と異なり縁シスチジアが瓶形~小嚢形ではなく狭棍棒形~小嚢形 本種と異なり菌糸の幅が広い 本種と異なり菌糸が分枝する ITS、nrLSU、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lentinus berteroi ITS、nrLSU、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなく米国、ドミニカ共和国などに分布する 本種と異なり傘表面がビロード状~剛毛状 本種と異なり襞が吻合する孔口状 本種より担子胞子が長い 本種と異なり担子胞子が僅かに楕円形 ITS、nrLSU、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Lentinus swartzii アジアに分布する ITS、nrLSU、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりパキスタンではなくブラジル、タイ、コスタリカなどに分布する 本種と異なり傘表面がビロード状~”fulvous”で直立する小鱗片に覆われる 本種と異なり襞が短い 本種と異なり襞の間隔が密 本種と異なり柄が短い ITS、nrLSU、ITS+nrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される