(仮訳)非地衣の地衣生菌の新種、Lichenostigma epiumbilicariae
Roux, C. & Pinault, P. 2023. Lichenostigma epiumbilicariae P. Pinault et Cl. Roux sp. nov. champignon lichénicole non lichénisé (Ascomycota). Bulletin de la Société Linnéenne de Provence. Available at: https://www.researchgate.net/publication/375517746_Roux_C_et_Pinault_P_2023-_Lichenostigma_epiumbilicariae_P_Pinault_et_Cl_Roux_sp_nov_champignon_lichenicole_non_lichenise_Ascomycota_Bull_Soc_linn_Provence_74_125-129 [Accessed November 16, 2023] 【R3-11160】2023/11/16投稿

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3行まとめ

フランス産のUmbilicaria属地衣を宿主とする地衣生菌の一種を検討し、Lichenostigma epiumbilicariaeとして新種記載した。
本種は宿主に目立った損傷を引き起こさず、子嚢果が類球形~紡錘形で、菌糸束が放射状に多数発達し、子嚢胞子が初め無色でのちに濃褐色であることなどで特徴づけられた。
本種はUmbilicaria属地衣に生じる初のLichenostigma属菌として報告された。
France, Puy-de-Dôme, commune of Cournols, a little to the WNW of the village

(新種)

Lichenostigma epiumbilicariae P. Pinault & Cl. Roux
語源…Umbilicaria属の上の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Lichenothelia subradians
地衣生菌である
菌糸束が放射状に配列する
子嚢胞子が褐色
子嚢胞子の隔壁数が1
子嚢胞子にハロを欠く
本種と異なりUmbilicaria属ではなくAcarospora属地衣などを宿主とする
本種より子嚢果が長い
本種より一次菌糸束が短い
本種と異なり一次菌糸束の細胞層の数が2-4を超えるのではなく2-4である
本種より二次菌糸束が短い
本種と異なり二次菌糸束の細胞層の数が1-2を超えるのではなく1-2である
本種より子嚢胞子のサイズが僅かに小さい
本種と異なり菌糸が宿主の生きた地衣体に貫入する