2022年8月10日 (仮訳)韓国産の気中水生菌の新種、Mitrula aurea Cho, S-E. et al. 2022. Mitrula aurea sp. nov., A New Aero-Aquatic Species from the Republic of Korea. Mycobiology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/pdf/10.1080/12298093.2022.2097770 [Accessed August 10, 2022] 【R3-09769】2022/8/10投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 韓国忠清北道の小川に発生した菌を検討し、Mitrula aureaとして新種記載した。 本種は当初M. paludosaとして報告されたが顕微鏡的形質が僅かに異なり、分子系統解析でも異なる系統を形成した。 本種はM. elegansとも形態的に類似していたが、地理的分布や発生時期、分子系統解析などで区別された。 韓国忠清北道槐山郡 (新種) Mitrula aurea S-E. Cho, H.S. Kim, Y-N Kwag & C.S. Kim 語源…金色の(傘の色から) 【よく似た種との区別】 Mitrula paludosa(カンムリタケ) 針葉に発生することがある 柄が類白色 子嚢が長棍棒形 子嚢胞子のサイズの範囲が重なる 子嚢胞子が無色 ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国ではなくイギリス、ドイツ、米国などに分布する 本種と異なり腐朽材に発生することがある 本種と異なり春のみではなく春~秋に発生する 本種と異なり傘が黄金色で稀に類白色~淡い帯桃色ではなく黄橙色~橙色で水中に沈んだ時に老成すると帯桃色となる 本種より柄が長い 本種より子嚢のサイズが大きい 本種と異なり子嚢胞子が長棍棒形ではなく円筒形、長楕円形~長棍棒形 本種と異なり子嚢胞子の細胞数が1ではなく1または2 ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Mitrula elegans 子嚢のサイズの範囲が重なる 子嚢が長棍棒形 子嚢胞子が無色 ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり韓国ではなくカナダ、米国などに分布する 本種と異なり球果や水生植物に発生することがある 本種と異なり春のみではなく春~秋に発生する 本種と異なり傘が黄金色で稀に類白色~淡い帯桃色ではなく明黄色~明橙色で黄褐橙色になり、稀に帯桃色 本種より柄が長い 本種と異なり柄が類白色ではなく白色~微かに帯桃色 本種より子嚢胞子の幅が狭い 本種と異なり子嚢胞子が長棍棒形ではなく狭円筒形または棍棒形 本種と異なり子嚢胞子の細胞数が1ではなく1または稀に2 ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される