2024年4月4日 (仮訳)新科ブルンネオフィッスラ科、新種Cirsosia mangiferae、および新学名Asterina neomangiferaeの形態-分子特性調査 Marasinghe, DS. et al. 2022. Morpho-molecular characterization of Brunneofissuraceae fam. nov., Cirsosia mangiferae sp. nov., and Asterina neomangiferae nom. nov. Mycological Progress. Available at: https://link.springer.com/article/10.1007/s11557-021-01767-9 [Accessed April 4, 2024] 【R3-11579】2024/4/4投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ タイ、チエンマイ県においてマンゴーに発生した3種の菌を報告し、そのうちの一つを新科新属新種Brunneofissura thailandicaとして記載した。 また、その他に新種Cirsosia mangiferae、新学名Asterina neomangiferaeを報告した。 Cirsosia属とAsterolibertia属の分子データは本報告で初めて提供され、レンボシア科菌類のタイからの報告も初となった。 Thailand, Chiang Mai, Mae Taeng, Mushroom Research Center (MRC) (新種) Cirsosia mangiferae Marasinghe, Hongsanan & K.D. Hyde 語源…マンゴー属の 【よく似た種との区別】 Cirsosia splendida 盾状子嚢殻が帯黒色 盾状子嚢殻が円形~不規則形 子嚢が球形~類球形 子嚢胞子が褐色 子嚢胞子の隔壁数が1 付着器が節間生 本種と異なり子嚢が倒卵状~長楕円形ではなく類球形~楕円形 本種と異なり子嚢胞子が倒卵状~長楕円形であり、中央の隔壁部で狭窄するのではなく類球形~楕円形で上位1/3で狭窄する 本種と異なり子嚢胞子表面が小疣状 本種と異なり子嚢胞子が未熟時粘液質の鞘に包まれるという特徴を欠く 本種と異なり付着器が片側に向かって突出するのではなく球形 Thailand, Chiang Mai, Mae Taeng, Mushroom Research Center (MRC) (新種) Brunneofissura thailandica Marasinghe, Hongsanan & K.D. Hyde 語源…(属名)褐色の裂け目(盾状子嚢殻の形態から)/(種小名)タイの 【よく似た種との区別】 Morenoina spp. 盾状子嚢殻が褐色~黒色 盾状子嚢殻にXまたはY形または線形の裂け目を生じる 子嚢が無色 子嚢が長楕円形~円筒形 子嚢が8胞子性 子嚢胞子が無色 子嚢胞子が卵状~棍棒形 子嚢胞子の隔壁数が1 盾状子嚢殻上壁が暗色線形で縁部で分枝し、中心から外縁にかけて配列する細胞からなる 本種と異なり盾状子嚢殻に淡褐色の裂け目を有するという特徴を欠く 本種と異なり盾状子嚢殻に線形の裂け目を有するという特徴を欠く 本種と異なり付着器が盾状子嚢殻縁部にあるという特徴を欠く 本種と異なり偽側糸が糸状小柱形でない 本種と異なり菌糸が暗褐色でない 本種と異なり菌糸が”free”でない (新学名) Asterina neomangiferae Marasinghe, Hongsanan & K.D. Hyde 旧名:Asterolibertia mangiferae Hansf. & Thirum.