2024年2月5日 (仮訳)中国産のDioscorea yunnanensisの炭疽病に関連する新種、Colletotrichum dioscoreicolaの形態および系統 Yang, HD. et al. 2023. Morphology and phylogeny of Colletotrichum dioscoreicola sp. nov. related to anthracnose disease on Dioscorea yunnanensis (Yam) in China. Current Research in Environmental & Applied Mycology. Available at: https://www.creamjournal.org/pdf/CREAM_13_1_15.pdf [Accessed February 5, 2024] 【R3-11402】2024/2/5投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 中国雲南省において炭疽病のDioscorea yunnanensisの葉から分離された菌を検討し、Colletotrichum dioscoreicolaとして新種記載した。 本種は分生子が円筒形、剛毛が暗褐色円錐形~円筒形で隔壁を有することなどで特徴づけられた。 本種は複数遺伝子に基づく系統解析でC. sydowiiに近縁であることが示され、分生子や剛毛の形態が共通していた。 中国雲南省文山市 (新種) Colletotrichum dioscoreicola H. D. Yang & R. S. Jayawardena 語源…ヤマノイモ属に生息する 【よく似た種との区別】 Colletotrichum sydowii 分生子が円筒形 剛毛が暗褐色 剛毛が円錐形~円筒形 剛毛に隔壁を有する ITS+GAPDH+CHS-1+HIS3+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種より分生子のサイズが小さい 本種と異なり付着器が淡褐色~褐色ではなく褐色 本種と異なり付着器が類球形~長楕円形または瓢箪形ではなく類球形、楕円形、不規則形で縁部が浅裂状 ITS+GAPDH+CHS-1+HIS3+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される Colletotrichum adenophorae ITS+GAPDH+CHS-1+HIS3+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子形成細胞がアンプル形ではなく不明瞭なカラレット状 ITS+GAPDH+CHS-1+HIS3+ACT+TUB2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される