2022年12月30日 (仮訳)インドにおいてモモタマナ属植物に生じた葉の病原菌の新種、Pseudocercospora kamaliiの形態および系統分類 Rajeshkumar, KC. et al., 2011. Morphology and phylogeny of Pseudocercospora kamalii sp. nov., a foliar pathogen on Terminalia from India. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2011/00000117/00000001/art00021 [Accessed December 30, 2022] 【R3-10195】2022/12/30投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インド、マハーラーシュトラ州の西ガーツ山脈においてTerminalia chebulaの葉に重度の斑点病を引き起こした病原菌を検討し、Pseudocercospora kamaliiとして新種記載した。 本種の形態はPseudocercospora属菌としてはかなり特異で、Prathigada属の形質を多く有していた。 しかし、本種は分子系統解析ではPseudocercospora属クレードに含まれ、同じくシンネマを形成するが形態的に異なるP. musaeに近縁であった。 India, Mahabaleshwar, Western Ghats, Maharashtra (新種) Pseudocercospora kamalii Rajeshkumar, Rahul Sharma & S.K. Singh 語源…Kamal名誉教授に献名 【よく似た種との区別】 Prathigada terminaliae 同じモモタマナ属植物を宿主とする 本種と異なりシンネマを形成しない 本種より分生子のサイズが大きい 本種より分生子の隔壁数が多い Pseudocercospora musae シンネマを形成する ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりモモタマナ属ではなくバショウ属植物などを宿主とする 本種と異なり”basal stroma”が良好に発達する 本種より分生子柄のサイズが大きい 本種より分生子のサイズが大きい ITSおよびnrLSUに基づく分子系統解析で明瞭に区別される