(仮訳)新組み合わせMyriospora molybdinaおよびAcarospora hysginaの独自性
Westberg, M., Wedin, M. & Svensson, M. 2024. Myriospora molybdina comb. nov. and the identity of Acarospora hysgina. Nordic Journal of Botany. Available at: https://nsojournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/njb.04269 [Accessed March 11, 2024] 【R3-11507】2024/3/11投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

Acarospora molybdinaを、形態学的検討および分子系統解析の結果を基にMyriospora属に移した。
Acarospora hysginaをそれとは別の種として認識するとともに、A. brunneolaをそのシノニムとした。
その他、A. brunneolaなど6つの学名を正式に認めた。

(その他掲載種)

Acarospora hysgina (Wahlenb.) H. Magn.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Myriospora molybdina
同所的に分布する
沿岸域に分布する
同時に発生することがある
形態的に類似している(識別がやや困難なことがある)
mtSSU+ITS+nrLSU+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり窒素が豊富な場所を選好する
本種より地衣体のサイズが大きい
本種と異なり地衣体が一様な色でない
本種より裂片が厚い
本種と異なり裂片が扁平でない
本種と子実下層の形態が異なる
本種と藻類層の形態が異なる
mtSSU+ITS+nrLSU+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される

(新組み合わせ)

Myriospora molybdina (Wahlenb.) M.Westb.
旧名:Parmelia molybdina Wahlenb.
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Acarospora hysgina
同所的に分布する
沿岸域に分布する
同時に発生することがある
形態的に類似している(識別がやや困難なことがある)
mtSSU+ITS+nrLSU+β-チューブリンに基づく分子系統解析で近縁
本種と異なり窒素が豊富な場所を選好するという特徴を欠く
本種より地衣体のサイズが小さい
本種と異なり地衣体が一様な色である
本種より裂片が薄い
本種と異なり裂片が扁平である
本種と子実下層の形態が異なる
本種と藻類層の形態が異なる
mtSSU+ITS+nrLSU+β-チューブリンに基づく分子系統解析で明瞭に区別される