2024年5月1日 (仮訳)インド北西部新産のAgaricus属菌 Kaur, H., Kaur, M. & Malik, NA. 2017. New additions to the genus Agaricus (Agaricaceae, Agaricales) from Northwest India. Kavaka. Available at: https://www.researchgate.net/publication/351106827_New_additions_to_the_genus_Agaricus_AgaricaceaeAgaricales_fromNorthwest_India [Accessed May 1, 2024] 【R3-11659】2024/5/1投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ インドのパンジャーブ州およびジャンムー・カシミール連邦直轄領においてAgaricus属菌の調査を実施し、11分類群を記録した。 これらはいずれもインドから初報告となり、5種は食用きのことして知られており、A. blazeiは薬用きのことしても注目された。 報告された本属菌の検索表を掲載した。 (インド新産種) Agaricus californicus Peck 【よく似た種との区別】 Agaricus fuscovelatus インドに分布する 子実体が”campestroid”である 柄が中心生 柄が上下同大 シェーファー反応陰性 本種と異なりつばが膜状ではなくスカート状 本種と異なり肉が褐色ではなく帯褐赤色に変色する 本種と異なり肉の味がスパイシーではなく温和である (インド新産種) Agaricus fuscovelatus Kerrigan 【よく似た種との区別】 Agaricus californicus インドに分布する 子実体が”campestroid”である 柄が中心生 柄が上下同大 シェーファー反応陰性 本種と異なりつばがスカート状ではなく膜状 本種と異なり肉が帯褐赤色ではなく褐色に変色する 本種と異なり肉の味が温和ではなくスパイシーである (インド新産種) Agaricus blazei Murrill ヒメマツタケ 【よく似た種との区別】 Agaricus praemagnus 本種より子実体のサイズが大きい 本種と異なり肉が厚くない Agaricus xanthodermoides 本種ほど子実体ががっしりとしていない (インド新産種) Agaricus bolorhizus Berkeley & Broome 【よく似た種との区別】 Agaricus andrewii インドに分布する 子実体が”campestroid”である 柄基部が塊茎状 被膜がパッチ状 担子胞子に油滴を含む 縁シスチジアを有する 本種と異なり柄が中心生ではなく偏心性 本種と異なり柄が顕著な塊茎状ではなく僅かに塊茎状 本種と異なり柄基部に菌糸束を伴うのではなく菌糸マットを伴わない 本種と異なりつばがスカート状ではなく”peronate”である 本種と異なり肉の味がスパイシーではなく温和である 本種と異なり担子胞子の油滴数が1ではなく1-3 本種と異なり縁シスチジアが稀ではなく豊富である 本種と異なり縁シスチジアが鎖生しないのではなくほとんどの場合する 本種と異なり傘表皮が粘質平行菌糸被ではなくゼラチン化しない (インド新産種) Agaricus andrewii A.E. Freeman 【よく似た種との区別】 Agaricus bolorhizus インドに分布する 子実体が”campestroid”である 柄基部が塊茎状 被膜がパッチ状 担子胞子に油滴を含む 縁シスチジアを有する 本種と異なり柄が偏心性ではなく中心生 本種と異なり柄が僅かに塊茎状ではなく顕著な塊茎状 本種と異なり柄基部に菌糸マットを伴わないのではなく菌糸束を伴う 本種と異なりつばが”peronate”ではなくスカート状である 本種と異なり肉の味が温和ではなくスパイシーである 本種と異なり担子胞子の油滴数が1-3ではなく1 本種と異なり縁シスチジアが豊富ではなく稀である 本種と異なり縁シスチジアがほとんどの場合鎖生するのではなくしない 本種と異なり傘表皮がゼラチン化しないのではなく粘質平行菌糸被 (インド新産種) Agaricus parvitigrinus Guinberteau & Callac 【よく似た種との区別】 Agaricus meleagris var. obscuratus インドに分布する 子実体が”placomycetoid”である 傘が帯灰褐色で中央部が帯黒色 本種と異なり襞縁部が平らではなく裂ける 本種と異なり柄基部が傷つくとターメリックイエローではなく明るい橙黄色に変色する 本種と異なり柄基部が顕著な塊茎状ではなく僅かに塊茎状 本種と異なり根状菌糸束を有するのではなく欠く 本種と異なりつばが早落性ではなく永存性 本種と異なりつばが一重ではなく二重 本種と異なりつばの下面に小鱗片を有する (インド新産種) Agaricus meleagris var. obscuratus (Maire) Heinemann 【よく似た種との区別】 Agaricus parvitigrinus インドに分布する 子実体が”placomycetoid”である 傘が帯灰褐色で中央部が帯黒色 本変種と異なり襞縁部が裂けるのではなく平ら 本変種と異なり柄基部が傷つくと明るい橙黄色ではなくターメリックイエローに変色する 本変種と異なり柄基部が僅かに塊茎状ではなく顕著な塊茎状 本変種と異なり根状菌糸束を欠くのではなく有する 本変種と異なりつばが永存性ではなく早落性 本変種と異なりつばが二重ではなく一重 本種と異なりつばの下面に小鱗片を有さない (インド新産種) Agaricus silvaticus var. pallidus (F.H. Møller) F.H. Møller 【よく似た種との区別】 Agaricus haemorrhoidarius 本変種と異なり子実体が傷つくと速やかに赤色などに変色する (インド新産種) Agaricus rubribrunnescens Murrill (インド新産種) Agaricus subrutilescens (Kauffman) Hotson & D.E. Stuntz ザラエノハラタケ 【よく似た種との区別】 Agaricus porphyrocephalus インドに分布する 子実体が”placomycetoid”である 被膜が懸垂性である 肉に変色性を欠く 根状菌糸束を欠く 子実体の味が常に温和である 本種と異なり襞縁部が平らではなく鋸歯状 本種と異なり担子胞子に油滴を欠くのではなく有する 本種と異なり縁シスチジアを有するのではなく欠く (インド新産種) Agaricus porphyrocephalus F.H. Møller 【よく似た種との区別】 Agaricus subrutilescens(ザラエノハラタケ) インドに分布する 子実体が”placomycetoid”である 被膜が懸垂性である 肉に変色性を欠く 根状菌糸束を欠く 子実体の味が常に温和である 本種と異なり襞縁部が鋸歯状ではなく平ら 本種と異なり担子胞子に油滴を有するのではなく欠く 本種と異なり縁シスチジアを欠くのではなく有する