2024年1月29日 (仮訳)チュニジアにおける有弁盤菌類の新産種および確かめられた種 El Mokni, R. 2023. New and confirmed species of operculate cup fungi (Ascomycota, Pezizomycotina) in Tunisia. Botanica. Available at: https://botanicalithuanica.gamtc.lt/en/publication/917/new-and-confirmed-species-of-operculate-cup-fungi-ascomycota-pezizomycotina-in-tunisia [Accessed January 29, 2024] 【R3-11381】2024/1/29投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ チュニジア新産種としてOtidea alutacea、Otidea bufonia、およびPhylloscypha phyllogenaを報告した。 また、Humaria hemisphaericaおよびPeziza vesiculosaをチュニジア北西部から報告し、これは最初の記録から100年以上ぶりとなった。 各種について記載文、生態写真、類似種との相違点などを記述した。 (チュニジア新産種) Otidea alutacea (Pers.) Massee ニセチャワンタケ 【よく似た種との区別】 Otidea cochleata 子嚢盤が截断状 本種と異なり子嚢盤が材木色ではなく暗色 Otidea bufonia(ウズマキワンタケ) チュニジアに分布する 本種と異なり子実体外面が淡褐色ではなく暗褐色 本種と異なり子実層面がやや暗色の帯黄色または褐色ではなく同色または僅かに淡色 本種と異なり子実体基部の菌糸体が純白色ではなく帯褐色 (チュニジア新産種) Otidea bufonia (Pers.) Boud. ウズマキワンタケ 【よく似た種との区別】 Otidea alutacea(ニセチャワンタケ) チュニジアに分布する 本種と異なり子実体外面が暗褐色ではなく淡褐色 本種と異なり子実層面が同色または僅かに淡色なのではなくやや暗色の帯黄色または褐色 本種と異なり子実体基部の菌糸体が帯褐色ではなく純白色 Otidea mirabilis 本種と異なり通常針葉樹において石灰質基質に生じる (チュニジア北西部新産種) Peziza vesiculosa Bull. オオチャワンタケ 【よく似た種との区別】 Peziza fimeti 北アフリカに分布する 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種より子実体のサイズが小さい 本種と異なり子実体外面が淡黄褐色ではなく淡褐色 本種と異なり子実体外面が微細な疣状の膿疱状であるという特徴を欠く (チュニジア新産種) Phylloscypha phyllogena (Cooke) Van Vooren ニセクリイロチャワンタケ 【よく似た種との区別】 Phylloscypha boltonii 形態的に類似している(混同のおそれがある) 本種と異なりアフリカにおける分布が知られていない 本種と異なり子実層面がオリーブ色で時にオリーブ色が目立つ帯赤褐色なのではなく淡紫色、紫色~紫褐色 (チュニジア北西部新産種) Humaria hemisphaerica (F.H. Wigg.) Fuckel シロスズメノワン 【よく似た種との区別】 Humaria setimarginata 本種と異なりチュニジアなどではなくメキシコに分布する 本種より子嚢盤のサイズが小さい 本種と異なり子実層面が類白色~淡灰色ではなく帯灰白色 本種より側糸が短い