(仮訳)ベナン産さび菌類の新記録および新規データ
Tabe, A. et al., 2022. New records and data on rust fungi (Pucciniales, Basidiomycota) in Benin. Phytotaxa. Available at: https://www.biotaxa.org/Phytotaxa/article/view/phytotaxa.548.2.1 [Accessed July 8, 2022] 【R3-09670】2022/7/8投稿

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3行まとめ

ベナンにおいてさび菌類の調査を実施し、サビキン目の11種を同定した。
そのうちNeophysopella tropicalisはアフリカ新産種であり、8種がベナン新産種であった。
また、Puccinia canaliculata var. tenuisを種に昇格させるとともにPuccinia doidgeaeの新学名を与えた。

(ベナン新産種)

Coleosporium plumeriae Patouillard
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(ベナン新産種)

Kweilingia divina (Sydow) Buriticá
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(ベナン新産種)

Neoolivea tectonae (Racib.) Aime & McTaggart
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(アフリカ、ベナン新産種)

Neophysopella tropicalis Y. Ono, Chatasiri, Pota & Okane
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【よく似た種との区別】
Neophysopella meliosmae-myrianthae
本種より最長の糸状体が長い
本種より糸状体の壁が厚い
Neophysopella montana
本種より最長の糸状体が長い
本種より糸状体の壁が厚い

(その他掲載種)

Puccinia arachidis Spegazzini
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(新学名、新階級、ベナン新産種)

Puccinia doidgeae Tabé, Aime & M. Piepenbr.
旧名:Puccinia canaliculata var. tenuis Doidge
語源…Ethel Mary Doidge氏に献名
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【よく似た種との区別】
Puccinia canaliculata
同じカヤツリグサ属植物を宿主とする
本種より冬胞子の幅が広い
本種ほど冬胞子の形状が細長くない

(ベナン新産種)

Puccinia polysora Underwood
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(ベナン新産種)

Sphaerophragmium acaciae (Cooke) Magnus
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【よく似た種との区別】
Sphaerophragmium albiziae
アジアに分布する
同じネムノキ属植物を宿主とする
本種と異なりアフリカ、アジア、北米、オセアニア、南米、カリブ海地域ではなく東アジアのみに分布する
本種と異なり夏胞子堆が葉の下面ではなく両面に生じる
本種より夏胞子が長い
Sphaerophragmium clemensiae
アジアに分布する
同じネムノキ属植物を宿主とする
夏胞子の長さが同一である
本種と異なりアフリカ、アジア、北米、オセアニア、南米、カリブ海地域ではなく東アジアのみに分布する
本種より夏胞子の幅が狭い
本種より夏胞子の形状が細長い

(ベナン新産種)

Uromyces decoratus Sydow & P. Sydow
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