(仮訳)中国産の新種Pestalotiopsis sonneratiae
Jiang, N. et al. 2022. Pestalotiopsis sonneratiae sp. nov. from China. Mycotaxon. Available at: https://www.ingentaconnect.com/content/mtax/mt/2023/00000137/00000004/art00010;jsessionid=17e7q1x8bl2c2.x-ic-live-02 [Accessed January 16, 2024] 【R3-11343】2024/1/16投稿

【お読みください】
大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。

3行まとめ

中国広東省においてSonneratia apetalaの葉に発生した菌を検討し、Pestalotiopsis sonneratiaeとして新種記載した。
本種は類縁種とは分生子のサイズ、分生子頂部および基部の付属糸の長さ、頂部の付属糸の数などが異なっていた。
本種と類縁種を含む分子系統樹および形質比較表を掲載した。
中国広東省中山市横門鎮

(新種)

Pestalotiopsis sonneratiae Ning Jiang
語源…ハマザクロ属の
mycobank_logoSpecies_Fungorum

【よく似た種との区別】
Pestalotiopsis etonensis
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりハマザクロ属ではなくネズミノオ属植物などを宿主とする
本種より分生子のサイズが小さい
本種より分生子基部の付属糸が短い
本種と異なり分生子頂部の付属糸の数が2-3ではなく3
本種より分生子頂部の付属糸が短い
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pestalotiopsis formosana
分生子のサイズの範囲が重なる
分生子頂部の付属糸の長さの範囲が重なる
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりハマザクロ属ではなくイネ科植物などを宿主とする
本種より分生子基部の付属糸の最大長が短い
本種と異なり分生子頂部の付属糸の数が2-3ではなく2
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pestalotiopsis nanningensis
分生子頂部の付属糸の数が2-3
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりハマザクロ属ではなくツバキ属植物などを宿主とする
本種より分生子が長い
本種より分生子基部の付属糸の最大長が短い
本種より分生子頂部の付属糸が長い
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pestalotiopsis rhizophorae
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりハマザクロ属ではなくヤエヤマヒルギ属植物などを宿主とする
本種より分生子が長い
本種より分生子基部の付属糸の最大長が短い
本種と異なり分生子頂部の付属糸の数が2-3ではなく1-2
本種より分生子頂部の付属糸の最大長が短い
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される
Pestalotiopsis thailandica
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で近縁
本種と異なりハマザクロ属ではなくヤエヤマヒルギ属植物などを宿主とする
本種より分生子が長い
本種より分生子基部の付属糸の最大長が長い
本種と異なり分生子頂部の付属糸の数が2-3ではなく1-2
本種より分生子頂部の付属糸が長い
ITS+tef1+tub2に基づく分子系統解析で明瞭に区別される