2024年2月15日 (仮訳)皮下黒色菌糸症を引き起こすPhaeoacremonium tuscanicumおよび新種Phaeoacremonium indicum Mostert, L. et al. 2024. Phaeoacremonium tuscanicum and Phaeoacremonium indicum sp. nov. associated with subcutaneous phaeohyphomycosis. Mycology. Available at: https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/21501203.2024.2312917 [Accessed February 15, 2024] 【R3-11432】2024/2/15投稿 【お読みください】 大菌輪のコンテンツ「論文3行まとめ」は、あくまで論文の検索の補助として提供されている情報です。作成者は専門家ではなく、翻訳や内容の解釈が誤っている場合がありうるので、正確な情報は必ず元の論文で確認してください。また、このページのリンクは必ずしも有効ではありません(大菌輪未掲載の種や、MycoBank/Species fungorum未登録の種がありうるため)。 3行まとめ 皮下黒色菌糸症のインド人42歳男性およびオーストラリア人53歳男性の症例を報告した。 そのうち前者の膝の菌腫から分離された菌をPhaeoacremonium indicumとして新種記載した。 後者の肘の病変から分離された原因菌をP. tuscanicumと同定し、本種をヒト病原菌として初めて特定した。 India (新種) Phaeoacremonium indicum Mostert L., Brandt, & Padhye 語源…インドの 【よく似た種との区別】 Phaeoacremonium vibratile 生長速度が類似している TUB2+ACTに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なりMEA培地でのコロニーがイサベラ色ではなく黄褐色 本種と異なりOA培地でのコロニーがセピア色ではなく白色 TUB2+ACTに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phaeoacremonium parasiticum 疣を形成する TUB2+ACTに基づく分子系統解析で近縁 本種と異なり分生子柄が長い 本種と異なり分生子柄が分枝する 本種と異なりフィアライドが主にIII型である TUB2+ACTに基づく分子系統解析で明瞭に区別される Phaeoacremonium krajdenii MEA培地でのコロニーが褐色 OA培地でのコロニーが褐色 TUB2+ACTに基づく分子系統解析で近縁 本種よりコロニーの生長が速い 本種より疣のサイズが小さい TUB2+ACTに基づく分子系統解析で明瞭に区別される (その他掲載種) Phaeoacremonium tuscanicum Essakhi, Mugnai, Surico & Crous